私の人生の春の日

ヘギル病院で臨床栄養士として働くボミは、患者にいい肉を食べさせようと評判の精肉店へ買いに行く。5年前に心臓移植を受けたボミには、入院患者の気持ちがよく分かるのだ。早朝から並んで15パック買おうとすると、1人当たり2パック限定だとドンハに言われる。もう一度こっそり列に並んで買おうとしているところをドンハに見つかってしまい、安く肉を買って転売している業者だという誤解を受け、ドンハと言い争いになり・・・

医大生だったドンウクは、幼なじみのスジョンのことが好きだったが、兄ドンハと結婚することを知りショックを受ける。数年後、スジョンは子供たちを残して死んでしまう。一方、偶然に牛島のドンハの家に来たボミ。精肉店のおじさんだと気付かぬまま子供たちとも親しくなり、飲み過ぎてドンハと野宿してしまう。ソウルに戻り、病院でドンハに再会したボミは、だまされたと勘違いし怒ってドンハの足を蹴るが・・・

精肉店で言い争った相手が自分だったということを牛島で明かさなかったドンハに、ボミは激怒して蹴りを入れる。ドンハは謝罪のつもりで、病院に肉を安く卸すというのだが、クレーマー扱いされたくないボミはその申し出を断る。名刺を渡されたボミは、ドンハが韓牛業界で有名なハヌラオンの社長であることを知る。ちょうどその時、様子を見ていたドンウクが声をかける。ドンハがドンウクの兄だと知り、自分の失態を恥じるボミだが・・・

ドンウクは、ボミが恋人であることをドンハとプルンに明かす。ドンウクの相手は院長の娘だと思っていた2人は、真実を知ってショックを受ける。ボミが、父親とうまくいってくれればいいと思っていたプルンは、涙を見せる。一方ミョンヒは、ジウォンにドンハとの見合い話を持ちかける。苦労してチーム長の座に上り詰めたジウォンは、理事長であるミョンヒの提案を断れず、ドンハと見合いすることになるのだが・・・

ドンハはボミのはめていたブレスレットを見て、自分が作った物だと言う。プロポーズする時に妻にあげた物だと。それを聞いたボミは、8年前、プルンを交番に送り届けた時に出会ったのがドンハ夫妻だったことを知る。その偶然に縁を感じるボミとドンハ。その話を聞かされたドンウクは、あまりにも偶然が重なり過ぎて気が気でない。一方、納品を断られた業者が病院に乗り込んで暴れ回り、ボミは危機一髪のところでドンハに助けられ・・・

おかゆを作ってくれたボミに、冷たい態度を取るドンハ。自分の代わりにけがをしたドンハのために、おかゆを作ることがなぜいけないのか、とボミは不思議に思う。ボミのことが好きだと告白したドンハは、もう優しくしないでくれと突き放す。一方、ヘギル病院に肉を納品しに来たドンウクの母親は、ボミと再会する。ドンウクの母親だと知らなかったボミは、以前、彼女に心臓手術の話をしてしまったことを思い出す。