砂時計

1976年。パク・テスはイ・ソンボム率いる組の一員、暴力の世界に生きている。カン・ウソクは検事を目指して勉強中。3年前ーーテスとウソクは同じ高校で机を並べる親友同士だった。

大学に入ったウソクは、キャンパスで気の強い女学生ユン・ヘリンと知り合う。ヘリンは激化する学生運動に深く関わっていく。ウソクはそんなヘリンに心惹かれていく。

1972年。韓国有数の資産家のユン・ジェヨンを父に持つヘリンは、高校からの下校時に父に恨みを持つ男に誘拐されてしまう。だが父の口からは「お前を助けられない」という非情な言葉が...。

司法試験の準備に余念のないウソク、その下宿をテスが訪問する。下宿の隣に住むヘリンも合流して楽しい時間を過ごす3人。その一方、テスの知らぬ所で部下たちがカジノ襲撃を計画していた...。

ヘリンが逮捕されるが、大富豪の娘だと分かりすぐに釈放される。ウソクはヘリンの出自を知り衝撃を受ける。司法試験に失敗したこともあり、ウソクはヘリンと別れて軍に入ることを決意した。

女子労働者の野党たてこもり事件でテスはヘリンと再会する。1980年、テスは弟分ジンスに会いに光州へ向かう。一方、軍隊のウソクも武力鎮圧の任務を受けて戒厳令下の光州へ送り込まれた。