嵐の夜、1人の妊婦の飛び込み出産があった。男の子が生まれ、母親は命を落とした。これは偶然の事故か?仕組まれた事件か?皮肉な偶然の連鎖と思われた出来事が、徐々にその恐ろしい実態を現わす…“聖職者”と呼ばれる人間たちの欲望が明らかになった時、道を踏み外した者の、裏の顔が暴かれる!
エピソード1
第1話
ある雨の晩、大久保記念病院に“飛び込み出産”の妊婦がやってくる。当直の外科医、司馬健吾 (岡田将生) は専門外ながら帝王切開手術に挑み、無事男の子を取り上げる。ところが、その直後に妊婦が急死。身元の分からない新生児だけが病院に残された。皮肉な偶然が重なり起こった出来事。健吾はそう思っていた。だがこれは、偶然ではなく仕組まれた必然だった…。
エピソード2
第2話
子どもを産めない体になってしまった圭子 (加藤あい) の願いを聞き入れ、代理出産への準備を始めた春日井 (中谷美紀)。春日井に産んで欲しいと思っていた圭子だったが、思いもよらない告白を聞くことに…。だがその後、圭子はある恐ろしい策を思いつくこととなる。一方、何も知らない健吾 (岡田将生) は、有能で美しい看護師長である春日井に全幅の信頼を置き始めていた。
エピソード3
第3話
春日井 (中谷美紀) の冷静なサポートのもと、三恵 (鈴木杏) を代理母にし、敏雄 (長谷川博己) と自分の子を妊娠させることに成功した圭子 (加藤あい)。そして春日井は三恵に対し、「出産後すぐに子供を日向家に譲り渡し、決して他言しないこと」と記した誓約書にサインするよう迫る。
エピソード4
第4話
有馬三恵 (鈴木杏) を妊娠させることに成功した春日井優佳 (中谷美紀) と日向圭子 (加藤あい) だったが、三恵はお腹の子への執着を見せ始め、その行動は日に日にエスカレートしていく。子どもの名前を自ら考えはじめるなど、遠慮のない行動に圭子は戸惑うのだった。思いあまった圭子は、夫の日向敏雄 (長谷川博己) に相談するが、「神経質になりすぎだ」というひと言でかたづけられてしまい、ますます追い詰められていく…。
エピソード5
第5話
春日井 (中谷美紀) に問い詰められ、おなかの子の秘密を告白した三恵 (鈴木杏)。「この子はわたしの子。絶対に渡さない」と圭子 (加藤あい) に宣言し、日向家を出ようとする。だがその際、階段を踏み外し転落。三恵は春日井が看護師長を務める大久保記念病院に運び込まれる!
エピソード6
第6話
三恵 (鈴木杏) の死の真相とその遺族の行方を探る健吾 (岡田将生)。だが、病院の事務から入手した住所は架空のもので、そこに三恵の家族はいなかった。途方に暮れる健吾のもとに平井邦夫 (長谷川朝晴) という男が訪ねてくる。刑事だと名乗る平井の正体とは? そして健吾が何を探っているのか、聞き出そうとする平井だったが…?
岡田将生
荒井修子
高山直也