花様年華 ～君といた季節～

大学生のユン・ジスは、学生運動に参加するハン・ジェヒョンに引かれ恋に落ちる。時は流れ、財閥一族に婿入りしたジェヒョンは、4年の服役を終え出所する。一方ジスは、息子を抱え苦しい生活を送っていたのだった。そんな中、息子が学校で問題を起こしたと連絡が入り、ジスは学校へ呼び出される。同じ頃、息子がけがをしたと聞いたジェヒョンも学校へ向かい、十数年ぶりにジスと再会するのだが…

ジェヒョンとの再会に涙を流すジスだが、どこかよそよそしい態度を取ってしまう。しかし、ジスはジェヒョンとの再会を願い続けていたのだった。ジスのことが気になるジェヒョンは彼女のことを調べるよう部下に命じる。そして、ジスの離婚歴や生活苦を知りショックを受けるのだった。一方ジスも、ジェヒョンが自分を不当解雇したヒョンソングループの副社長だという事実を知り、驚きを隠せずにいた。

息子の校内暴力が問題になり、被害者の母親であるソギョンの前でひざまずくジス。そこへ被害者の父親であるジェヒョンが現れ、ソギョンは夫とジスの関係を怪しむ。一方、ジェヒョンの会社では解雇された元社員たちのデモが続いており、会社側は強硬な手段を取ることにする。ジェヒョンはジスにデモに参加しないよう言うが、ジスは首を縦に振らず変わってしまったジェヒョンを嘆くのだった。

デモ隊を鎮圧する警察に連行されたジス。何もできずにいたジェヒョンだったが、義父である会長と取り引きをしてジスたちを釈放させる。そんな中、夫とジスの過去を疑い始めたソギョンは、ホテルでのパーティーでジスにピアノの演奏を依頼する。しかし、そこでジスはトラブルに巻き込まれてしまい、ジェヒョンに胸の内を明かす。昔と同じように海へ向かうジスとジェヒョン。そこで2人の思いが重なり…

パーティー会場を抜け出し、海辺でジスに思いを告げたジェヒョン。そんな中、借名取引の責任を負わされるはめになったジェヒョンは、誰かに尾行されていることに気付く。一方、ジスの元夫であるセフンは息子のかばんの中から遺書らしきものを見つけ、息子に詰め寄る。そのころジェヒョンは、ジスとの昔の約束を思い出しギターを買いに行く。変装しジスに会いに行くジェヒョンだが、そこにはセフンが待ち構えていて…

ジスとジェヒョンが会っている現場を撮影したセフンは、その写真をジスに見せ親権を渡すように迫る。更に、ソギョンに近づき手を組むことを提案したセフンは、ついに決定的な証拠をつかむ。思い悩むジスは、25年前も同じようにジェヒョンとの関係を絶つよう、父親に迫られた過去を思い出していた。指名手配されたジェヒョンを解放するために別れを告げた過去と同じく、ジスはジェヒョンを守るため夫の元へ戻ることを決心する。