プラハの恋人

ソウルの所轄署刑事のサンヒョン（キム・ジュヒョク）は、検事のヨンウ（キム・ミンジュン）と共に大統領から表彰を受ける。サンヒョンは、プラハに留学している恋人へジュ（ユア・セア）に報告の電話をするが、突然一方的に別れを告げられてしまう。納得がいかないサンヒョンは、プラハに旅立つ。到着後、スリにあってしまったサンヒョンは、偶然知り合った大統領の娘で外交官のジェヒ（チョン・ドヨン）に助けを求める。さらに、サンヒョンはヘジュを探す手助けを頼む。ジェヒは、マラソン大会のパートナーになることを条件に協力を引き受ける。

マラソン大会の当日。ジェヒは、サンヒョンが見つからず苛立っている。レースの途中、ジェヒが足に怪我を負うが、サンヒョンはジェヒをかついで、1位でゴールする。2人は、思わず抱き合って喜ぶ。家に帰ったジェヒは、ルームメイトの妊婦クララの指輪がサンヒョンと同じことに気づき、彼女がヘジュだと確信する。サンヒョンに会ったジェヒは、ヘジュ探しを止めるよう勧めるが・・・。

失意のサンヒョンに街を案内するジェヒ。願いの壁の前で、5年前に突然姿を消したジェヒの元恋人ヨンウと再会。復縁を求めるヨンウに、ジェヒは自分のことは忘れてほしいときっぱり断る。3ヵ月後、ジェヒはソウルの本部に戻る。サンヒョンとの偶然の再会を期待し、会いに行こうとしないジェヒ。ある日、ジェヒはチェコ外交使節団を迎えに行く途中に、信号を無視してしまう。その時、交通の取り締まりをしていたのはサンヒョン。交通違反がきっかけで、2人は再会する。

ジェヒは、罰金を納めに警察署へ行き、サンヒョンを訪ねる。そこへ留学費用をサンヒョンに返しにヘジュが現れる。ジェヒは、受け取ろうとしないサンヒョンを見て、サンヒョンはまだヘジュを思っているのではと諦めかける。外務省でジェヒを待っていたサンヒョンは、ヨンウと腕を組んでいるジェヒを見てがっかりする。一方、ヨンウは、ヘジュが連れてきた子どもが自分の父の子だという事実を知る。

ホテルのロビーでジェヒとヨンウを偶然見かけたサンヒョンは激怒する。そこへヘジュが現れ、サンヒョンはヘジュと立ち去る。そんな中、外務省に派遣されたサンヒョンは、ヨンウに終わった関係なのに周りをうろうろするなと腹を立てる。毎日、顔を合わせることになったジェヒ、サンヒョン、ヨンウの関係はさらにぎくしゃくしていく。一方、ヨンウの父 チ会長は、本当にヘジュの子が自分の子であるかどうか血液検査をしていた。その結果は・・・

チ会長は、ヨンウとジェヒを政略結婚させようと企んでいる。チ会長はジェヒに自分がヨンウの父親だと明かす。ヨンウは、大統領の娘だから接近したと誤解されないように5年待ったとジェヒに告白する。一方、チ会長に子供を奪われたヘジュは、サンヒョンに助けを求める。急いでヘジュの元へ駆けつけるサンヒョンの姿を見てジェヒは悲しい気持ちになる。