フランス留学中のテヨンはパリで1人暮らしをしている。家賃も学費も滞納しているところに、アルバイトもクビになる。途方に暮れていたテヨンは、偶然韓国人家政婦の求人を見つけ、住み込みの家政婦として働き始める。さらにテヨンは友人ヤンミの露店も手伝っている。ある日、テヨンがトイレに入った隙に店を誰かに壊されてしまう。目の前に止まっていた車の男が犯人だと思い込むが、その男こそが財閥の御曹司で、家主のギジュだった。
ボディエ社長宅で、経験したことのない夢のような時間を過ごすテヨン。ギジュに婚約者のフリをしてほしいと頼まれたテヨンは、卒なくこなす。しかし、夢見心地も束の間、テヨンには厳しい現実が。学費も払えずかなり困窮していたのだ。質屋でドレスを売ろうとしたテヨンは、言葉が通じず、騙されそうになるが、偶然通りかかったスヒョクに助けられる。2人が会うのはこれが2度目だった。
再びボディエ社長宅に招かれたギジュとテヨン。2人には偽装カップルとは思えない自然な笑みがこぼれる。しかし、そこでテヨンはかつて自分を娼婦だと勘違いした男に出くわす。男の登場で騒動となり、結果ギジュとボディエ社の契約は破棄されることに。ギジュはテヨンに激怒し罵倒する。自責の念に駆られたテヨンは、ボディエ夫人宛に置き手紙をする。その手紙がギジュを救うことになる。
ソウルで、ギジュと再会したテヨン。詫びの言葉を聞いたテヨンは、寂しさを感じながらもパリへ戻ることをギジュに告げ、別れの挨拶をする。家に帰ったテヨンは、父の形見のカメラが無くなっていることに気づく。叔父が車のローンを踏み倒したせいで、カメラが差し押さえられてしまった。急いで車を購入したと思われる会社へと乗り込むと、そこにはギジュの姿が。実はギジュは車会社の社長だった。
社長であることを明かしたギジュは、うちの会社で働かないかとテヨンに提案する。しかし、テヨンはそれを拒否する。そして、テヨンは高校時代の同級生で議員の娘、ユナから金を借りようとする。約束の場所へ行ってみると、またしてもそこにギジュが現れる。一方、スヒョクはテヨンへの思いが募り、テヨンの帰りを待っていた。そこで車にいるギジュとテヨンを見て、ショックを受ける。
ユナからバーに呼び出されたテヨン。そこでスヒョクとギジュも鉢合わせする。ギジュは、スヒョクとテヨンがただならぬ関係であることに気づく。テヨンはギジュの計らいでGD自動車に就職する。初出勤の日、そこにはユナの姿が。ユナは早速テヨンに嫌がらせを行いつつ、ギジュに近づこうとする。同時にユナよりも激しく近づこうとする女性がいた。それはギジュの元妻スンギョンだった。
キム・ジョンウン
Kang Tae-yeong
パク・シニャン
Han Kiju
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Yun Su-hyeok
キム・ソヒョン
Baek Seung-gyeong
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Han Ki-hae