膨大な知の領域を渡り歩き、2021年に亡くなったジャーナリスト立花隆さん。「遺体はゴミとして捨ててほしい」「蔵書は全て古本屋に売り払ってほしい」と言い残していた。なぜ「無」に帰ろうとしたのか…。17年間共に番組を制作してきたディレクターに、遺族から100箱にのぼる資料が託された。生涯をかけて追い求めたものとは。私たちに残したメッセージとは…。人生と思索の軌跡をたどり、“知の巨人”の人間像に迫る。[NARR](C)NHK