カネに忠誠を誓う堕落した軍検事ト・べマン。彼は法律事務所のパートナー弁護士になるべく、５年間の軍隊生活が終わる日ばかりを指折り数えて待っている。そんな彼の前に軍法に厳しい新人軍検事チャ・ウインが現れる。忖度はせず、絶対服従の精神も持ち合わせない堅物である。ベマンはウインに、自分が除隊する日まで絶対に問題を起こすなと警告するのだが…

アレンの失踪で非常事態のノ・テナム会長はヨン・ムングにト・べマンを使うよう提案する。べマンはアレンのたまり場の防犯カメラに映っていた赤い髪の犯人を追い、事件を解決することでノ会長に近づくチャンスを狙う。他方、ベマンは身上書とはまるで違う姿を見せるチャ・ウインに疑いを持ち始める。

赤い髪＝チャ・ウイン？ ト・べマンはチャ・ウインの真の姿を探る。それと同時にべマンは、ノ・テナム会長の「兵役逃れ計画」のために、起訴された軍医官を無罪にせねばならない。ノ・ファヨンは息子のテナムの計画をヨン・ムングから知らされ、兵役逃れに手を貸す軍検事への怒りに燃える。果たして「兵役逃れ計画」は軍検事ト・べマンとしての最後の事件となるのか。

ト・べマンの前に現れた赤い髪のチャ・ウイン。べマンは信じがたい事実に衝撃を受ける。謎は依然として解けぬまま除隊の日が近づき、べマンは答えを探すために駆け回る。他方、ヨン・ムングとノ・ファヨンは実刑の危機にあるノ・テナムを軍隊に逃す計画を立てる。

除隊して民間弁護士へと華麗に転身したト・べマンと、ノ・テナムの軍事裁判を担当することになったチャ・ウイン。それぞれ別の道を歩み始めた２人。失われた記憶の１ピースをついにつかんだべマンは、全ての真相を知っているらしいウインを訪ねる。

軍検事に復帰したト・べマン。ノ・ファヨンに復讐するチャ・ウインの忠実な猟犬になることを宣言する。しかし、単独行動によって早くも信頼を損ない、ぎくしゃくした空気が流れる。脱営したノ・テナムを追う２人の不安な共同捜査、果たしてどうなる。