東京古本屋街、神保町。そこから少し離れたアパートの一室では、天使の「ぺこら」曰く「魔女花園ゆりね主催のサバト」、“すき焼きパーティ”が開かれようとしていた。立ち上る湯気と食欲をそそる音は、部屋の主「花園ゆりね」、「メデューサ」、「ミノス」、「ぺこら」を魅了する。「邪神ちゃん」特製割り下で仕上げるすき焼き…。楽しくあるべき食卓。だが、「邪神ちゃん」の横暴がはじまるとき、それは一変する。
青空、白い雲、強烈に照りつける太陽。暑すぎる夏のある日、悪魔である邪神ちゃんは扇風機の前でだらけている。「暑い……、人間界の夏ってやつは暑すぎますの……」。神保町、そこから少し離れた場所にあるアパートの一室で、涼しさを求め邪神ちゃんは魔界から氷の悪魔『氷ちゃん』を呼び寄せる。自分より小さくて弱そうな下級悪魔には容赦しない邪神ちゃんは、夏の涼を求めるため『氷ちゃん』に横暴の限りを尽くそうとするが!!
時は師走。クリスマスの飾りつけがされ楽しげな曲が流れている。救世軍のビルの前には社会鍋が置かれ、通行人が募金している……のを、横目で見つつ天使ぺこらが通り過ぎていく。パンの耳が詰まった袋と、牛乳パックを手に……。そんなぺこらの食料も奪い取る、サンタ姿の邪神ちゃんにゆりねの制裁が下る。氷ちゃんの姉、遊佐の来訪。そして、邪神ちゃんとメデューサの関係が暴露され、邪神ちゃんのクズが加速する。
戦後の闇市から発展し、今は世界最大級のオタクの街、それが秋葉原。その一角にあるガチャポン会館の前で、今日も邪神ちゃんの卑劣さが炸裂する。結果、万歳橋警察署のスーパーコップ、橘芽依に邪神ちゃんは逮捕されてしまう。保護者として呼び出されたゆりねに対し、橘芽依は語るのだが…。その一方で邪神ちゃんのメデューサへの卑劣さも加速、ついにメデューサはマジ切れモードの“敬語メデューサ”へと化すのだった。
神保町。書店街で邪神ちゃんは魔導書が見つからないことに落胆しつつ、ゆりねとジローで昼食を取る。食事後、ゆりねは天使ぺこらへの差入れとしてお弁当を頼むのであった。施しを受けるか苦悩する空腹のぺこら、そして糧を得ようとした先にいたのは、弁当をむさぼり食べる邪神ちゃんの姿だった。ミノスと邪神ちゃんの幼少期や、再登場で暴走が増す橘芽依。さらにぺこらのバイト話を踏まえ、邪神ちゃんと仲間たちの日常が加速する。
神保町、ゆりねのアパート。邪神ちゃんの献立、食卓にはカツカレー。「今日の晩御飯はカレーですの~」。翌日、翌々日もカレーが登場する。 「ちょっと、ちょっとちょっと!・・・」ゆりねのツッコミをよそに、カレーの話題が展開する第6話。遊佐と浩二の雪女姉妹の再登場に、ぺこらには生死をも左右する刺客が!そして、邪神ちゃんのドロップキックが炸裂する時、天使の輪を無くしたぺこらの胸に感謝の言葉が過るのであった。
鈴木愛奈
Jashin-chan
大森日雅
Yurine Hanazono
久保田未夢
Medusa
小見川千明
Minos
小坂井祐莉絵
Pekola