下手だけどサッカーが大好きな少年・大田翔。だが、所属する6年生チーム・桃山プレデターは人数不足のために解散状態。落ち込む翔だったが、持ち前の情熱でクセの強い仲間を集めてプレデターを再結成、銀河一のチームになるために進み始める。©川端裕人・集英社/NHK・NEP・NAS
エピソード1
出会い
技術はいまいちだが、サッカーが大好きな太田翔は、所属していた桃山プレデター・6年生チーム解散の憂き目にあっていた。どうにかしてサッカーがやれないかと思案する翔の前に、サッカーの上手な女の子が現れる。高遠エリカと名乗るその少女は、大阪から引っ越してきたばかり。翔は、チームの再結成をもくろんでエリカを代表にひき会わせるが、女子であることを理由に拒まれたため、エリカを怒らせてしまう。そこへ女子プロサッカー選手、志水ミサキが偶然通りかかる。[PICK][スポーツ/競技][ドラマ/青春]
エピソード2
スピードスター
翔のクラスに転校してきたエリカ。エリカは西園寺玲華と仲良くなり、強いサッカーチームを探していることを話す。翔はミサキの所属する新東京FCローサの練習を見学しないかとエリカを誘う。図々しさにあきれながらも、プロの練習を見られるとあってエリカのテンションは最高潮に。するとミサキは翔とエリカに一緒にミニゲームに参加するように促すのだが-
エピソード3
三つ子の悪魔
メンバーを8人揃えたら試合をしてやってもいいとミサキに言われた翔たちは、桃山プレデターの元メンバーである降矢三兄弟に声をかける。「三つ子の悪魔」と異名をとる彼らはプロの大人と試合できると聞き、仲間に入ることを了解する。他のメンバーも集まり、いよいよ対ローサ戦へ向けての練習がスタートした。すると三つ子の一人、竜持がある戦術を提案するのだった。
エピソード4
ライトニング・ライト
あっけなくメンバーが抜け、またしてもチーム解散状態の翔。コーチがいないとチーム再開は無理だと言われ、悩みながらも自主練習を始める。すると、公園のベンチで酒を飲んでいた酔っ払いが急に翔にヘディングを教え始めた。その的確な指導に、めきめきとヘディングが上達していく。翔は花島と名乗るその男にコーチを頼むが、あっさりと断られてしまう。あきらめきれない翔は翌日も花島に会いに行く。すると、三つ子が少年たちともめているところに出くわすことに・・・
エピソード5
コーチ
稲妻のような猛烈なシュートを放った花島。翔たちはその花島が元プロサッカー選手で、かつて指導者の経験もあることをつきとめる。どうしてもコーチになってもらいたい翔は、花島の恋人・杏子の協力を得て包囲網を展開、行く先々に現れてはコーチを無心する。しかし、花島は、どうしても首を縦に振ろうとしない。コーチを引き受けないのには理由があった-
エピソード6
11番目の選手
花島がようやくコーチを引き受け、新生桃山プレデターが始動した。しかし、大会にエントリーするにはメンバーが足りない。翔は心当たりの人たちに次々に声をかける。受験でサッカーをやめてしまった植松・浮島・内村の“スリーU”と5年生チームから2名が加わり、10名は揃ったものの最後の一人がどうしても見つからなかった。するとエリカが思いがけない人物を連れてくる。