クリエイター × 劇団 × 観客 の 出会いの場を提供する演劇祭
エピソード1
♯1 コケコッコー企画 あっかんべー
物語の舞台は、大阪の片隅にある映画館「日宝キネマ座」。静かなロビーで、1人の老人が取材を受けています。「あなたにとって人生とは?」最後に記者からこう質問された老人は、かつて出会った女の子の言葉を思い出すのでした。そして場面は令和2年の夏、新型コロナウイルス感染症のあおりを受けて閉館の憂き目にあった「日宝キネマ座」に、関係者たちが1人、また1人と訪ねてきます。そんな中、ロビーにいた青年が突然気を失い、時代は昭和へ……。館長夫婦やアルバイトの大学生、古本屋の文学青年など、さまざまな人々が行き交い、生き生きとした輝きを放つ「日宝キネマ座」。そして、大きな夢を抱えた少女たちが恐る恐るとした足取りながらも目を輝かせ、この映画館に足を踏み入れたところから、物語は大きく動いてゆくのでした。関西演劇祭2019を席捲した劇団「コケコッコー」の特別公演を余すところなくお届けします!
エピソード2
ばぶれるりぐる 二十一時、宝来館
2020年11月にクールジャパンパーク大阪TTホールで開催された「関西演劇祭2020」の上演作品をラニーノーズがナビゲーターとなり、たっぷりとお届けします!あらすじ:五年ぶりに行われた同窓会の夜。舞台は、取り壊しが決まっているホテル「宝来館」の廊下に設けられた、休憩所。そこには古びた椅子と共に、ラップをぐるぐるに巻かれた使用禁止の灰皿が一つ。様々な思惑を抱え、そこに集まった同級生の女三人。今夜、人生のピークを迎えるべく、着々と準備を進める「ゆかり」ひっそりと大勝負をかける「ちぐさ」二人に翻弄される「沙英」そしてそのすべてを見守る「灰皿」取り壊しを待つ灰皿と、すねが粉を吹き出した女たちの、二十一時前後の物語――。独特の「幡多弁芝居」が繰り広げられる公演をお楽しみください。
エピソード3
劇団 右脳爆発 繰り返すHAKO
2020年11月にクールジャパンパーク大阪TTホールで開催された「関西演劇祭2020」の上演作品をラニーノーズがナビゲーターとなり、たっぷりとお届けします!あらすじ:ある「箱」の移動経緯を追う2人の男女。手書きの記録を基に作成された報告書には釈然としない点があった。報告内容の検証、繰り返される修正、露になる報告書の欠陥。繰り返し作業があぶり出す「箱」にまつわる真実とは…。
エピソード4
劇団The Timeless Letter×ラビット番長 ギンノコウザ
2020年11月にクールジャパンパーク大阪TTホールで開催された「関西演劇祭2020」の上演作品をラニーノーズがナビゲーターとなり、たっぷりとお届けします!あらすじ:舞台は、特別養護老人ホーム「やわらぎ」。個性あふれる老人たちにヘルパーは日々翻弄されています。一方、認知症になった母に苦労する息子夫婦。問題が山積みの生活にヘルパーが立ち向かいます。そんな日々の中で、あるアイデアがやわらぎを活気づけることに。ヘルパー達を困らせていた老人たちが働き者に大変身するのです。しかし、それをきっかけに大事件も発生!?そして、母と息子の関係はどうなっていくのか――。実際に介護の現場で体験したことに基づいて描かれたリアルな物語。
エピソード5
キミノアオハル 遥か彼方に想いを馳せている間に僕は
2020年11月にクールジャパンパーク大阪TTホールで開催された「関西演劇祭2020」の上演作品をラニーノーズがナビゲーターとなり、たっぷりとお届けします!あらすじ:夏海は家族も記憶も失っていて、ずっと生きることに悩んでいた。そんな高校三年生の最後の夏に、夏海は友人から教えてもらったラジオに出演していたハルキに心惹かれていた。「唯一、宇宙(せかい)で途切れない糸を感じる人」を思い出せないでいた夏海は、ハルキのことをぼんやり考えていると、フタをした記憶からまた姿を見せ始めていく感覚があった。誰にだって青春はあるはずだと思っていた。私にも、ハルキにも…。
エピソード6
くによし組 トランポリンさん
2020年11月にクールジャパンパーク大阪TTホールで開催された「関西演劇祭2020」の上演作品をラニーノーズがナビゲーターとなり、たっぷりとお届けします!あらすじ:詳細不明の不思議な人物“トランポリンさん”彼女は、恋愛に悶え苦しむ思春期真っ最中の中学三年生カズミちゃんの気持ちも、再婚を考えるお母さんの気持ちもお構いなしに、とんで、とんで、とびはねる。そんなトランポリンさんはそっちのけで、親娘の関係はどんどん悪化。トランポリンさんとはいったい何者なのか!?そして、自分のことで精一杯になり、お互いを傷つけあう人たちのお話。