大都会の北京で働く高級ホテルのフロントマネジャー、許紅豆(シュー・ホンドウ)は、昇進を控え忙しい日々を送っていた。そんなある日、闘病中の親友がこの世を去ってしまう。前向きで明るく、いつも自分に寄り添ってくれた彼女の死を目の当たりにし、人生のはかなさを知る。深い悲しみに暮れながらも、「見たかったけど見られなかった世界をあなたが代わりに見て」という親友の遺言を果たすため、許紅豆は仕事を辞め、親友と約束していた雲南・雲苗村へと旅立つ。温かく迎え入れてくれた村民たちと交流を重ねながら、村のコンドミニアム“風の家”でゆったりとした毎日を過ごす許紅豆が出会ったのは、北京の投資会社を辞めて、故郷に戻り村の発展に尽くしている経営者の謝之遥(シエ・ジーヤオ)。故郷の伝統を守り続ける之遥の熱意に押されて、紅豆は村を盛り上げるため、ボランティアとして彼の仕事を手伝うことに──。
