2011年3月11日、甚大な被害をもたらした東日本大震災。三陸沖の海底で何が起きたのでしょうか。NHKや各地の人々がリアルタイムでとらえた映像や被災者の証言、専門家の分析から巨大津波の全ぼうを明らかにします。巨大津波はどのように発生し、海岸の町や集落をどのように襲ったのでしょうか。そして、地震発生から津波が来るまで、人は何を考え、どう行動をしたのでしょうか。命を守るために何が必要なのかを考えます。[NARR](C)NHK
東日本大震災では「液状化現象」も起きて、大きな被害を出しました。その規模は、世界最大と言われます。震災から4か月が過ぎ、これまで分からなかった被害や危険性、対策の難しさが明らかになりました。これは、被災地の復興計画策定に関わるだけでなく、大きな余震があれば、液状化による2次災害につながることも考えられます。液状化に対してどんな備えが必要なのかを探ります。2011年7月放送。[NARR](C)NHK
東日本大震災をきっかけに、これまでの、東海・東南海・南海地震が同時に起きる「3連動地震」の被害と対策案が見直されています。新たな研究から、津波を巨大化するメカニズムが判明。専門家は予測の2倍近くの津波が沿岸を襲うことや、これまで被害を想定していなかった都市にも津波が到達する可能性を指摘します。命を守るために、何をすべきなのか。最新の研究と日本各地の取り組みを伝えます。[NARR](C)NHK
宮城・気仙沼では、津波が重油タンクや建物を次々と破壊し、大量のガレキと真っ黒な油が港を埋め尽くしました。やがて火災が発生し、大規模な「津波火災」となって、逃げ遅れた人々を襲いました。世界最大の防潮堤を備えていた岩手・宮古市田老(たろう)地区では、津波から住民を守るための備えが思わぬ形で被害を拡大させました。映像と被災者の証言から巨大津波の「知られざる脅威」に迫ります。[NARR](C)NHK
宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区では、津波で700人が犠牲になりました。地震発生から津波到達までの1時間10分の間に、人々はどう行動したのでしょうか。住民5600人の安否情報を色分けした「被災マップ」と、津波が来るまでの間に何を考え、どう行動したのかを聞き取りした「行動心理マップ」を作成しました。そこから、防災対策からも抜け落ちていた、災害時に陥ってしまう人々の心理と行動に迫ります。[NARR](C)NHK
3月11日、震度5強の東京では鉄道が止まり、1400万人が「帰宅困難」になりました。一斉に帰宅する人々の行動には、多くの危険が潜んでいます。震度6強の地震で東京では、火災や倒壊した建物が道路をふさぎ、そこへ大勢の人や車が押し寄せると、緊急車両は立ち往生し、帰宅する人々も被災する危険が高まります。「帰宅困難」の映像と新たな証言から、地震後すぐに帰宅する危険を洗い出します。2011年10月放送。[NARR](C)NHK