小学生のトンボの家には、なぜかフジテレビしか映らないテレビがあり、両親にはこれを買い替える予定がなかった。そのせいでトンボは他局の人気番組を観ることができない。意を決したトンボはテレビを破壊しようとしたが、そのとき、テレビから謎のオバケが出現する。それは電波のカスから生まれた「てれもん」だった。[80年代](C)石森プロ・東映
トンボの家のテレビを壊したいと思っている人物は、もうひとりいた。近所の電器屋の主人だ。その電器屋が偶然、てれもんの存在を目撃してしまう。てれもんの正体を突き止めようとする電器屋。そのころ、てれもんはサヤカに気に入られようと、「マッチと明菜が今年中に結婚する」などというゴシップ話を聞かせていたが……。(C)石森プロ・東映
この冬の寒さで、てれもんが風邪をひいた。その情報を聞いた電器屋は早速、ザ・グレートデンキへと変身。弱っているてれもんを、この機会に乗じて倒そうと動き出す。決闘を申し込まれ、仕方なくグレートデンキの前に現れたてれもん。勝てる可能性は限りなく低かったが、てれもんはサヤカの言葉から逆転への策を思いつく。(C)石森プロ・東映
トンボを怒らせてしまったてれもんは、テレビの中に逃げ込んだ。しかし、今度は紙テープのオバケが、てれもんを襲う。かつて山口百恵に投げられた紙テープが、今はお笑いタレントに投げられたということで、プライドを傷つけられたと怒ったのだ。てれもんは、この紙テープのオバケから、なんとか逃げようとするのだが……。(C)石森プロ・東映
トンボも、てれもんも、金欠で困っていた。そこで、てれもんは突如、芸能プロダクションの社長になると言い出す。しかし、この計画はアゲハの反対により、一瞬で潰れてしまった。次にてれもんが考えたのは、「弱い男の子を強い女の子から守る会社」。トンボとラドンもこれに協力するが、サヤカに非難されたてれもんは……。(C)石森プロ・東映
ザ・グレートデンキが生み出した次なるモンスターは、音声多重総天然色カラーボーイ。いや、実際には、それはグレートデンキの想定外の産物だった。自分こそ、電器メーカーのための新しい正義の味方だと信じて疑わないカラーボーイ。しかし、どうやらてれもんに恋をしてしまったらしい。必死で逃げるてれもんだったが……。(C)石森プロ・東映