ウエストブロックの諜報組織<ゼロゼロ機関>のサイボーグスパイ~コードネーム009-1ことミレーヌ・ホフマンは、イーストブロックの老科学者・Drソユーズの行方を追っていた。Drソユーズは、近年発見された新元素から凄まじいエネルギーを生み出す理論を発見していた。もしそれがイーストの手によって兵器に転用されれば、両ブロック間の軍事バランスは大きく崩れ、両ブロックの情勢は更に緊張を高める事となる・・。ミレーヌは近日中に控えた核廃絶条約の調印式までに、ウエストへの亡命を望みながらイーストに軟禁されているというソユーズを奪還する任務を負い、他3人のナインナンバースパイたちと共にイーストへと潜入する。 [ホラー/サスペンス/推理][アクション/バトル][SF/ファンタジー]
ミレーヌは、ゼロゼロ機関の同僚を殺した被疑者を、対超能力者スナイパーチームと共に追っていた。その殺し方の異常な手口から、被疑者がミュータント(=超能力者)であるという事が断定されたのだ。ウエストブロックで定められた<遺伝変種絶滅法>は、ミュータントを卑しきものとして封じ込め、一方イーストでは、彼らのもつ力を軍事利用するための研究が続けられていた。<遺伝変種絶滅法>にのっとり、被疑者を抹殺すべく行動するスナイパーチームだったが、皆一様に意識をのっとられ、次々に意識喪失して倒れてしまう。
殺しの哲学ともいうべき自分のポリシーを頑なに守り、それを遂行する事に美学を感じる男エッグ。彼はイーストブロックに所属する腕利きのスパイであり、これまでにウエストのスパイ四人がその銃弾に倒れている。エッグの始末を任されたミレーヌは閉鎖した土地である孤島のリゾート地にエッグを誘い込み、彼と対峙する。「夜は標的を狙わない」というエッグのもうひとつのポリシーによって、朝は狙い狙われ、そして夜は食事を共にするという二人の奇妙な関係が始まるが…
ウエストブロックが誇る人工知能研究の権威・Drサトナカが何者かによって拉致された。その後ファントムと名乗る男からゼロゼロ機関に一通の招待状が届く。そこには、Drサトナカについて重要な話があるいう内容と、ドイツのとある古城の場所が記されていた。古城に招かれたのはミレーヌの他に、ウエストのスパイが二人、そして何故かイーストのスパイも三人招かれていた。
つかの間の休日を与えられたミレーヌは、一人バカンスイタリアに来ていた。観光を終え、愛車を走らせながら次の行く先を考えていた矢先、その路上でミレーヌは見知らぬ女と出会い、トレビまで乗せて行ってくれないかと頼まれる。その時、突如二人は黒い車に襲われる。どうやら彼女はその車に追われているらしい。既に旅に飽きていたミレーヌは、僅かな好奇心とともに、彼女を乗せて逃避行に付き合うことにした。
遺伝変種絶滅法により超能力者の弾圧が続くウエストブロック。その一方、イーストブロックでは、超能力研究施設内で、ある試薬を使った凄惨な研究が行われていた。ウエストブロックの老スパイ・Mrアイアンハートは、イーストブロックのDrグリーンが開発した試薬研究情報奪取の命を受けたまま行方を眩ましてしまった。ミレーヌは彼の行方を追い、試薬を入手するというミッションを与えられる。アイアンハートは、ミレーヌにとって師とも言える存在である。しかし、彼が試薬とその情報を持ち、それらの提供を拒むのであれば、ミレーヌは彼を始末しなければならない……
釈由美子
声の出演
渡辺明乃
井上麻里奈
森川智之
ゆきのさつき