バルスブルグ帝国の士官学校生・テイト=クラインは、卒業を前に親友のミカゲと『死ぬ時は一緒だ』という誓いを立てる。過去の記憶を失っているテイトには、ミカゲはただ一人の大切な存在。そんな中、帝国軍のアヤナミ参謀長官との出会いによりテイトに衝撃の記憶が甦り、ミカゲと誓った未来への歯車は大きく狂い始める!
自分がバルスブルグ帝国に滅ぼされたラグス王国の人間で、国王だった父をアヤナミに殺されたという記憶を取り戻したテイトは、アヤナミに歯向かうがかなわず、ミカゲの捨て身の手引きでなんとか逃亡。三人の司教・フラウ・カストル・ラブラドールに運命的に拾われ、教会に匿われる。テイトは、ラグス王国が協定を破り戦争が起きたという歴史を知るが、それは彼の記憶とは違っていた…。果たして歴史の真実とは!?
士官学校に残してきたミカゲのことが気がかりなテイトは、教会から出て行こうとするがフラウに止められる。シスターたちの手厚いもてなしを受けるが、ミカゲへの想いは消えるはずもなく、自分がミカゲを守らなければいけないと決意する。そんな中、テイトは一人の老人と出会う。老人は願いを叶えたければ真夜中にもう一度会おうとテイトを誘う。その頃、ミカゲはアヤナミに捕われていた。
テイトの逃亡を手引きしたミカゲは、知っている事を話さなければ家族の安全は保証しないとアヤナミに詰め寄られる。“家族”か“テイト”か、ミカゲは究極の選択を迫られる。一方、ミカゲへの想いを募らせているテイトは、願いを叶えてくれるという老人のもとを訪れ、『ミカゲに逢いたい』と願いを告げる。しかし、その瞬間、予想だにしない事態がテイトに襲いかかる!
使い魔“コール”に襲われた所をフラウ達に助けられたテイトは、ラグス王国の国王だった父から、後継者として“ミカエルの瞳”を託されたことを思い出す。この記憶が真実なら、自分はラグスの血族を探す帝国に追われる身であり、教会にいると迷惑になると胸を痛める。その頃、ラブラドールは『彼の世界を壊す者が迎えに来る』と予言。その直後に現れたのは、なんとテイトの親友・ミカゲだった!
教会で年に一度のバザーが始まり、テイトはミカゲと二人でフラウたちの出店を楽しむ。しかし、テイトは帝国軍から逃げ出してきたミカゲの行く末をどうしても案じてしまう。そんな折、使い魔“コール”に襲われた令嬢が教会に逃げ込んでくる。ミカゲは懸命に助けようとするが、その裏にはアヤナミの非情なたくらみが渦巻いていた…!
浪川大輔
Mikage
諏訪部順一
Frau
宮田幸季
声の出演
斎賀みつき
Teito
朴璐美