多くの暴走族が覇権を争う'90年代の広島。資産家のボンボンである桐木司は、暴走族に男の道を見いだし、家を飛び出す。エイジ、陽二、寿雄と出会った司は、ひょんなことから族同士の抗争に巻き込まれてしまう。

極楽蝶の8代目頭を襲名した司。エイジ、陽二、寿雄の3人もチームに合流し、広島で3番手のチームとして名をはせていた。一方、司の彼女になった久美は、同じ学校の中井カオリに目をつけられてしまう。

エイジ、陽二、寿雄、ヒロ、カズ、そして段野...数多の族がひしめく広島を動かす男たちの中学時代が、今ここに明かされる。段野と司のタイマン、その頂上対決の裏側が描かれた番外編。

段野のかつての親友・野村豊が、人殺しの汚名を着て広島に帰ってきた。その野村を担ぎ上げ、広島制覇を狙う狂連合が結成される。司、ヒロ、段野、そして豊を中心に、広島にかつてない大抗争が勃発する。

司の父親のために両親が殺されたと思い込み、復讐を誓った小鳥田真二は、司に関係ある人間を次々と襲う。それを知った司は、小鳥田との因縁、そして弱かった昔の自分と決別するために戦いを挑む。