ストリップ・クラブを舞台にした映画の撮影現場で露わになる果てしない欲望。『官能のダイアリー』のザルマン・キングが、ストリッパーたちの淫らな性態を赤裸々に描いた。
エピソード1
覗かれる快感
見せることと、覗かれることは、まったく違う感覚。ステージから見せるセクシーなダンスで、客を魅了している人気のストリッパーのミア。ある時、彼女は自宅にいると、外から覗かれている視線に気づく。覗いていたのは年下のシャイな青年。ミアは彼に悪戯をしたくなり、わざと裸体を見せつけて挑発する。窓越しで交わされる淫らな視線は、二人の欲望をエスカレートさせていく。ミアはついに我慢できなくなり、彼の前に現われて・・・。
エピソード2
女おとり捜査官
クールな美貌のキャリアウーマンのケイトが、ストリッパーになりたいとクラブにやってきた。実は彼女は麻薬捜査官で、クラブの常連客のハッピーを狙っていたのだ。彼女は極上のボディを駆使して、ハッピーに近づき、愛人関係になることに成功する。しかし、彼女の真の目的は、ハッピーのボスのサントスだった。彼女はサントスにも誘惑を仕掛け、組織の仲間割れを狙うのだが・・・。麻薬取引を巡って、巨額なマネーとエロスがうごめく。
エピソード3
人妻ストリッパー
ストリップ・クラブのダンサーの中でも抜群の人気を誇るモリー。彼女のもとには、多くの客がプライベート・ダンスを求めてやってくる。彼女はダンスによって、客の心の奥に隠されている欲望をむき出しにして、それを癒すことで極上の官能を与えるのだった。女性に対して奥手で、妄想ばかりの童貞男のベンには、甘く柔らかい魔性の肌で包みこみ、愛と友情の間で揺れる2人の女友達には、繊細なタッチで禁断の世界にいざなってゆく。
エピソード4
ヴァンパイアの誘惑
芸術とエロスの境界は?官能と欲情の限界とは?セクシーなストリッパーたちを出演させた刺激的なヴァンパイアもののビデオを撮影しようと、映画のクルーたちが店にやってきた。ところが撮影が始まっても主演の女優が現れない。困り果てた監督は居合わせた女性のケイトを出演させることに。演技は素人のケイトは、最初は好奇心から楽しんでいたが、興奮が最高潮になってしまい、欲望のままにエスカレートしてしまう。
エピソード5
二人の調教師
ストリッパーのリリーとミアは、若い男をセックス調教することが、密かな楽しみだった。今夜のターゲットは、行きつけの大人のおもちゃ屋に新しく入った店員。いかにも純情そうなかわいい青年だ。彼女たちは早速、大人の女性のテクニックで彼を誘惑する。ところが彼は店の商品を無料で試させる代わりに、その様子を動画で撮ってネットで流したいというのだった。さらに彼の要求は次第にエスカレートしていき・・・。
エピソード6
優等生の欲望
18歳からストリッパーとして活躍しているディキシー。ある日、彼女の前にまじめでシャイな女性、ジジがやってきた。彼女はディキシーにダンスの手ほどきをしてほしいと頼むのだった。ストリップをすることで自分をさらけ出し、欲望を抑えてばかりの自分の性格を変えて、エクスタシーを味わいたいと考えていた。ディキシーはジジにテクニックの限りを尽くしてレッスンをするのだが、ジジの思いもかけない欲望が露わになっていく。
ジェシカ・リマー
ザルマン・キング