クリエイティブ業界で成功を収めているカリスマ実業家のリー・シャンホン（クリストファー・リー）が、複雑な人間関係に巻き込まれていく。リーのビジネスパートナーであり愛人のシャオウェン（ユー・ズーユー）、リーに秘かに恋心を抱いているアシスタントのハンロン（ウー・カンレン）、若さと開放的な振る舞いでリーの心に火をつけるリリアン（リマ・ジダン）。彼女が大学時代の先輩ジェイ（福地祐介）と再会したことで、関係に緊張が張り詰める。 ある夜、シャンホンは若手社員との食事中の発言により世間からバッシングを浴びる。業界でアイコン的存在である彼は、その座を守るべく奔走するが究極の選択を迫られる。キャリアや家族を失うか、今も情熱を抱き続ける関係を捨てるか。 本作は世代の違う男女の恋愛、価値観の変化、感情の掘り下げなどを通して、台湾社会の変化、権力のもろさ、人間の欲望、そしてデジタル世代との関係性をあらわにしていく。