済州島で映画監督をしているヒョクは、台風により天気が大荒れの中で映画の撮影をしていた。そんな中、船での撮影時に一緒にいたスタッフが転落してしまう。ヒョクもそのスタッフを助けようとするが、重傷を負って意識を失ってしまい、海女のタレに助けられる。1年後、ヒョクの腹違いの弟ミンが島に撮影にやってくる。

ミンはヒョクを訪ね、１年前の事故を基にして映画を制作しているがヒロイン役が見つからないと打ち明ける。ヒョクからタレが海女だと聞いたミンは、早速スカウト。タレの父親は１年前のヒョクを助けた日に事故で命を落としていたが、ある時、父親が裏帳簿作りを拒否したため命を落としたという話を偶然聞いてしまい…。

タレは、会長のチャンワンに父の死の真相を問いただすが門前払いを食らう。落ち込むタレをヒョクは競馬に連れて行った。競馬に夢中になるヒョクにタレは好感を覚えて電話番号を教える。徐々に仲良くなる二人を見て、元々ミンの彼女だったスギョンが嫉妬し、撮影後にタレを現場の島にひとり置き去りにされるよう仕向ける。

ヒョクの脇腹の傷を見たタレは、１年前に自分が助けた人物だったことにようやく気づく。だが亡き母に助けられたと信じたい。と語るヒョクに対して本当のことが言いだせない。ヒョクは父親の会社に就職するが、偶然タレがチャンワンに父親の死の調査を依頼している話を聞いてしまう。ヒョクもカン課長を呼び出し、事件を調べてみるが...。

ヒョクの就職祝いにプレゼントを買ったタレは、果樹園を訪ねるがヒョクは家を引き払っており、自分が彼の就職先も住居も知らないことに落ち込む。翌日、タレの家をチュンリムの会長秘書が訪れ、タレを採用したいと告げる。ヒョクはカフェを訪れ、チュンリムに就職したことを皆に伝えてタレを外へ連れ出す。

スギョンは１年前の事故のことをヒョクに語り、自分が命の恩人であるとヒョクに信じ込ませる。さらにスギョンはタレを呼び出して嘘の話をし、タレの口を封じてしまう。 その晩、ヒョクと食事をしたタレはスギョンへの友情から真実を言えずに悩む。