PAPUWA

謎の声に導かれ、4年の眠りから目覚めたコタローは、ガンマ団本部をモーターボートに乗って抜け出す。ところが、足の生えた奇妙なタイの大群に遭遇し、船もろとも海に飲み込まれてしまった。やがて目を覚ましたコタローの前に現れたのはパワフルチミッコ、パプワくんと家政夫リキッドだった。しかしコタローは記憶を失っていたため、かつてパプワ島を崩壊寸前にまで追い込んだ張本人だと気づいたリキッドによって、ロタローと名づけられてしまう。

パプワたちに連れられて朝食を採りにきたコタローは、ドクツルタケのコモロくんに出会う。コモロくんの高飛車な態度にキレたコタローだったが、コモロくんと大乱闘するうちにコモロくん発する怪しげな粉を浴び、夢見心地になってしまう。その頃、逃げたコタローを連れ戻すためにガンマ団からパプワ島へ刺客が送り込まれようとしていた。

パプワ島にガンマ団の刺客、アラシヤマがやってきた。早速コタローの前に現れたアラシヤマだったが、コモロくんの邪魔もあってリキッドに追い返されてしまう。アラシヤマは何とかコタローを連れ戻そうとあの手この手を使って接近しようとするが、全く相手にされないため、ついにはリキッドに一対一の勝負を挑んでくる。

おかずを取りに海へやってきたコタローたち。リキッドが海底で見つけたという大きな真珠を探しに、コタローは浜辺に落ちていた潜水スーツを身につけ、パプワと一緒に海に潜る。初めて潜るパプワ島の海で色とりどりの生き物やサンゴに目を奪われるコタローの前に、やがて巨大な貝が姿を現す。

ある日突然、パプワ島にかつてリキッドが所属していた元ガンマ団特戦部隊が現れた。彼らの恐ろしさを身をもって知るリキッドは、突然のことに恐れおののき錯乱する。そこへ遊びから帰ってきたパプワたち。リキッドのあまりの錯乱振りに呆れて気絶させる。コタローは散らかっている部屋でリキッドのアルバムを見つけ、中を覗いて見るとリキッドの想い出がいっぱいに詰まっていた。

今日は1年に一度のパプワ島のお盆の日。島中のナマモノたちが集まり、みんなで力を合わせてご先祖さまたちを呼び出すと、ナマモノゾンビが土の中から現れる。最初は驚いていたコタローもみんなの楽しそうな雰囲気に馴染んでいく。ところが、傍らで様子を見ていた特戦部隊のロッドがナマモノゾンビにつきまとわれたことに腹をたて、お盆を台無しにしてしまう。