高校入学を機に一人暮らしをはじめることになった姫ノ宮レイ。引越しの途中、ずっと大事にしている「少女の絵」にそっくりな王子凛と出会う。入学式当日にバス代がなくて困っていたレイは、偶然居合わせた凛に助けられる。凛と同じ高校だと知ったレイは“運命”を感じ、友人である伊藤悟の助言のもと、バス代を返すという口実で声を掛けようとするが…。

レイの今までと違った顔を垣間見た凛は、いたるところでレイに「付き合おう」と言われる幻を見てしまい混乱。一方、公開告白を決意したレイは、友人らを巻き込んで凛へのラブソングを作ることに。カラオケでの練習中、遊びに来た凛と鉢合わせたレイは、慌てて他人行儀な態度をとってしまう。いつもと違うレイの反応に、凛は物足りなさを感じ…。

凛の今までの行動は自分を“好き”だからではなく、“かわいそう”だと思ってのことだと知り落ち込むレイ。そんな姿を見かねた悟は、凛にSOSを出す。レイを待ち伏せした凛は、傷つけたことを謝罪し、陰気くさい顔はやめるよう伝える。いつも通りに戻ったレイは、告白リベンジ大作戦のプランを、凛の友人･小林美羽と岡田恵子に発表するが…。

告白は失敗かと思いきや、凛と交際することになったレイ。しかしメッセージは既読無視、廊下で腕を組めば捻り上げられ、ベタベタしてくるのはやめてと注意される始末。恋人になればイチャイチャできると思っていたレイは戸惑いを見せるが、落ち込む様子はなし。翌日、レイは初デートコースを書いた紙を凛に見せ…。

友人たちと一緒にキャンプにやってきたレイは、凛とラブラブになるために炊事係を買って出るも、妄想に夢中で良いところを見せられず。凛と2人きりになりたいレイは、見晴らしのいい丘に行こうと凛を誘い出すが、渋々ついてきた凛は転んでしまい、足を挫いてしまう。自分のせいで凛に怪我をさせてしまったと責任を感じるレイは、凛をおぶって坂道を下り…。

レイたちとカラオケに来ていた美羽は、悟の中学のツレだと名乗る男･樋口弘実に絡まれる。そこに現れた悟が樋口を制するが、過去の話を持ち出された瞬間、悟は樋口を殴ってしまう。騒ぎを聞きつけたレイが駆け寄ると、悟はレイを睨み…。帰り道、レイから思いがけない話を聞いた凛は、レイの様子から彼が何かを隠しているのではと考える。