関が原の戦いから数年後。世界は、巨大隕石落下の影響により、「剣妖」と呼ばれる怪物たちのはびこるバトルフィールドと化していた。薬売りをしながら旅する壬生京四郎は身体の中に史上最強の男“鬼眼の狂”の魂が封印されていた。彼のもつ大太刀と深紅の眼が屈強の証。おのずと京四郎の周囲には辣腕の女賞金稼ぎ・ゆやをはじめ、真田幸村、サスケなど剣術の達人が集まってくる。そして個性的なサムライたちの戦いが繰り広げられる……。
エピソード1
アルマゲドンの行方
西暦1600年の関が原。天下分け目の合戦の最中、人目につかぬ一角で剣豪同士の死闘が繰り広げられていた。壬生京四郎と鬼眼の狂。息をもつかせぬ激闘の中、京四郎の刀が折れてしまう。その機に乗じ、とどめをさそうと狂が刀を振り上げた時、二人の間に割ってはいるものがいた。突然現れた真田幸村らが京四郎に加勢するが、それでも勝負はつかない。と、その時戦いの場の真上に、巨大な隕石が落下してきた!! そして時は流れ4年後。薬売りの“壬生京四郎“はすべての記憶を失い日光街道にいた…。
エピソード2
賞金首の男
京四郎が鬼眼の狂!? まるで別人のように変貌した“京四郎”に関が原の戦いの恨みを晴らす為、手に入れた“剣妖”の力を使い襲い掛かる爾門。鋼鉄化した尻尾にさえぎられ爾門の間合いに入れないまま、狂の刀は次第にぼろぼろになっていく。それでは自分を切ることはできないと自らの勝利に酔いしれる爾門だが、そのとき狂の刀が“真の村正”へと変貌する…。
エピソード3
紅きミラージュ
莫大な軍用金が隠されているという噂のある落人の村。ゆやと京四郎は道に迷い、村に紛れ込んでしまった。何か悪いことが起きる気がする、早くこの村を出ようとゆやに告げる京四郎だったが、すでに時遅し。雇われ殺し屋集団、三彩衆が一人、黒蠍と名乗る男に襲われる。逃げようとする2人の前に立ちはだかったのは美佳をはじめとする村人達だった!
エピソード4
忍び寄るナイトメア
三彩衆の一人、白鴉との戦いを終えても京四郎は戻ってこなかった。狂が完全に目覚めた。今までとは逆に京四郎が深い眠りにつき、今は自分がこの身体の支配者になったという狂。京四郎を返せと迫るゆやに、狂は京四郎こそが自分の名を騙り多くの人を切り、自分を裏切り身体をどこかに封印した張本人だと語る。
エピソード5
アサシンの涙
狂を姉の仇とねらう蜘蛛使い真尋。ゆやを切ったかと見せて実は助けていた狂の姿をみて、真尋は初めて狂と会ったときを思い出す。名刀匠村正に剣を打ってもらうため、狂は彼のもとを訪ねてきた。真尋は村正の妹だったのだ。…何日もじっと外で待ちつづける狂が、徐々に気になり始めていた幼い頃の真尋だったが、その後悲劇は起きた…。
エピソード6
ヒビヤ・ベイの決闘
家康の御前試合に出場する為、江戸に向かうこととなった狂・ゆや・紅虎、そして幸村。向かう途中、役人達と何者かがもめている現場に行き当たった時、狂の村正が何かに共鳴するかのように鳴り始める。そしてそれに反応するかのごとく、その少年の側で大爆発が起きる。その騒ぎの中心と思われる少年・ミゲイラは、どうやら狂のことを知っているようで…。
今井麻美
野川さくら
こやまきみこ
はらさわ晃綺
真殿光昭
植田佳奈
浅野真澄
飛田展男
うえだゆうじ
置鮎龍太郎
関俊彦