曹魏・蜀漢・孫呉が覇権を争う三国時代、蜀漢の丞相・諸葛亮は曹魏を討つため北伐を開始した。そして、諜報機関・司聞曹が曹魏に潜入させた間諜・白帝からの情報により瓦亭道で敵軍を待ち受けたが、張郃の率いる軍は番須道を通り、馬謖が守っていた街亭を奪われる。諸葛亮は失態の真相を調べるよう長史・楊儀に命じ…。一方、諸葛氏に代々仕える密偵の家系に生まれた荀詡は、司聞曹の曹掾・馮膺から、裏切った白帝を始末するようにと命を受け天水に向かう。
エピソード1
梁 を偸 み柱を換 う
曹魏・蜀漢・東呉が覇権を争う三国時代、蜀漢の丞相・諸葛亮 (しょかつりょう) は曹魏を討つため北伐を開始した。そして、諜報機関・司聞曹が曹魏に潜入させた間諜・白帝 (はくてい) からの情報により瓦亭道で敵軍を待ち受けたが、張郃 (ちょうこう) の率いる軍は番須道を通り、馬謖 (ばしょく) が守っていた街亭を奪われる。諸葛亮は失態の真相を調べるよう長史・楊儀 (ようぎ) に命じるが…。
エピソード2
火に趁 んで打劫 る
諸葛 (しょかつ) 氏に代々仕える密偵の家系に生まれた荀詡 (じゅんく) は、司聞曹の曹掾・馮膺 (ふうよう) から、裏切った白帝 (はくてい) を始末するようにと命を受け天水に向かう。白帝の正体は、荀詡の義兄弟で従妹の翟悦 (てきえつ) の夫である陳恭 (ちんきょう)。長年、曹魏に潜伏した彼は、天水郡守・郭剛 (かくごう) に信頼され主簿となっていた。だが、諜報機関である間軍司の司馬・糜冲 (びちゅう) だけは彼を疑っていた…。
エピソード3
金蝉 殻 を脱す
荀詡 (じゅんく) と再会して嫌疑を晴らした陳恭 (ちんきょう) は、共に曹魏の間諜・燭龍 (しょくりゅう) の正体を突き止めようと動き出す。その頃、蜀漢では司聞曹を統括することになった輔漢将軍・李厳 (りげん) が組織の粛正に乗り出し裏切り者を炙り出そうとしていた。また、荀詡は陳恭が連絡係にしていた車馬行・谷正 (こくせい) を疑って接触を図るが、糜冲 (びちゅう) も谷正の動きを追っており…。
エピソード4
笑いの裏に刀を蔵 す
荀詡 (じゅんく) は司聞曹に潜む燭龍 (しょくりゅう) が、赤帝 (せきてい) の名をでっち上げ谷正 (こくせい) を利用していたと推理。だが、谷正が死んでしまった今、それを証明できる者はない。そこで陳恭 (ちんきょう) は郭剛 (かくごう) を騙して蜀漢に連れて行き、司聞曹で燭龍の存在を証言させる作戦を立てる。ところが、蜀漢から連弩の技術を盗む青萍計画を進める郭剛は、陳恭と糜冲 (びちゅう) に敵地潜入の任務を与えて…。
エピソード5
客を反 して主 と為 す
自ら死を偽装した陳恭 (ちんきょう) と糜冲 (びちゅう) は蜀漢から連弩の設計図を奪う任務を帯びて天水を出立。陳恭は泳げない糜冲を水難事故に見せかけて殺すつもりだったが、糜冲は水路を避ける経路で行くと言い張る。一方、帰途についた荀詡 (じゅんく) は道中で山賊に襲われていた楽師を救う。彼女は柳瑩 (りゅうえい) と名乗ると、師匠のいる南鄭まで送ってほしいと言って…。
エピソード6
屍 を借りて魂を還 す
司聞曹に戻った荀詡 (じゅんく) は西曹掾に就任したばかりの李邈 (りばく) だけに曹魏の間諜・燭龍 (しょくりゅう) について報告する。すると、李厳 (りげん) の腹心である李邈は馮膺 (ふうよう) を失脚させるために荀詡を利用しようと企み始める。一方その頃、陽平関では陳恭 (ちんきょう) が糜冲 (びちゅう) を始末することに成功。まんまと彼に成り代わると、張魯の残党で曹魏と通じる五仙道の長老・秦沢 (しんたく) と合流し…。
チェン・クン
Yu Bai
リー・グアンジエ
ニエ・ユエン
ユー・ハオミン
スン・イー
アンジェラベイビー
ルー・ヤン
ザン・リン
Yu Shun