只野仁。大手広告代理店の窓際係長。しかし、それは表の顔にすぎない。彼には会長直属の特命係長として、さまざまなトラブルを解決するという、もう一つの顔があった…。
エピソード1
第1話
大手広告代理店・電王堂の総務二課係長、只野仁・36歳。普段は冴えないダメ社員を装っているが、実は彼は“特命社員”というもう一つの顔を持っていた。今回もさっそく黒川会長に呼び出された只野は、経理部長・浦木の調査を命じられる。会長によれば、彼は一社員にもかかわらず外車を乗り回し、毎晩高級クラブで豪遊しているという。いったいどこからそんな金が出ているというのか。
エピソード2
第2話
ジャパンテレビの人気アナウンサー・新水真由子。今回、只野はストーカーに悩まされている彼女のボディガード役を黒川会長から命じられる。さっそく森脇と共に彼女をガードする只野だったが、ふいをつかれ、彼女の部屋にストーカーの侵入を許す。どうにか追い払うことに成功するも、失態を演じた只野はボディガードを解任されてしまう。
エピソード3
第3話
只野仁 (高橋克典) が勤める電王堂に、官公庁主催の晩さん会をプロデュースする任務を受けて、重役候補の石川輝夫 (大出俊) がパリ支局から呼び戻される。しかし、電王堂にとって一大事業となるこの晩さん会を前に、料理担当の有力候補だった『ル・ノーブル』グループのトップシェフ、安住達彦 (石橋保) が自殺する。『ル・ノーブル』のオーナー、青沼誠司 (風間トオル) は悪い噂の絶えない人物。スキャンダルを恐れた電王堂会長、黒川 (梅宮辰夫) は、只野に特命を発する。「安住の自殺の真相を探れ!」。
エピソード4
第4話
電王堂のスポンサーである大福屋デパートの社長が急死した。しかし、こともあろうに彼の愛人が社長から預かった裏帳簿をもとに会社を脅しているという。例によって黒川会長に呼び出され、その裏帳簿を奪回するよう命じられた只野は、さっそくその女・冴子がいる画廊へ行き、彼女を食事に誘う。首尾よく冴子のマンションへと入り込んだ只野だったが、ワインに薬を盛られ、外にほうり出されてしまう。
エピソード5
第5話
食品メーカーの新製品キャンペーンを手がけることになった電王堂。そのイベントの発注にあたり、第二企画部長の君津が業者から賄賂を受け取っているという噂が流れる。只野は君津を尾行、さびれたアパートで彼が一人の女性と抱き合う姿を目撃する。そんなある日、君津は只野と佐川課長に「オレは心の洗濯を始めたんだ」と語る。聞けば、退屈な日常から逃れるためにアパートを借りたが、ふとしたきっかけで隣室の美女と知り合い、そのまま深い仲になったという。女の名前はリョウコ。只野は彼女の身辺調査を開始する。
エピソード6
第6話
黒川会長から、今、大人気のグラビアアイドル・長瀬まひろのマネージャーを命じられた只野。電王堂の得意先である航空会社のイメージガールに内定した彼女を、さまざまなスキャンダルから守るためである。しかし、実際の彼女は世間的なイメージとまったく違い、超わがままなで自分勝手な性格だったのだ。さすがの只野もそんな彼女に手を焼く日々が続く。
高橋克典
櫻井淳子
永井大