Uma garota como eu

班（はん）家の長女・班カク（はんかく）は、許婚の謝啓臨（しゃけいりん）に婚約を破棄される夢を見る。夢で見た場所へ行くと、謝啓臨は妓女とあいびきの真っ最中だった。彼に別れを告げ、帰ろうとした班カクは、騒ぎを見ていた美形の男と出会う。ある日、菊の観賞会に集まった令嬢たちから不運を笑われた班カクは、“天下一の君子”と名高い容瑕（ようか）との婚約が決まったと嘘をつくがそこへ容瑕が現れ…。

班婳は反物店に容瑕が現れた夢の話を信じてもらうため、そこへ母親を連れていくが、母親の去った後に彼が現れる。その後、班淮は班婳から謝啓臨の片目が見えなくなっている夢を見たと聞き、謝家をのぞきにいく。

班婳は祖母で班家と親しい大長公主から、危機を脱するには陛下の覚えめでたい容瑕の協力が不可欠だと助言を受ける。弟の班恒を救うため、班婳は容瑕に働きかける。だが、彼はお茶を濁すばかりで...。

班家は容瑕に取り入ろうと、彼の好みを探り始める。班婳も容瑕にあの手この手で世話を焼き、容瑕は戸惑いを隠せない。そんななか、容瑕が氷滑りを好むと聞いた班婳と班恒は、郊外で氷滑りをしようと誘う。

氷上を自在に滑る班婳を見て、容瑕は心を奪われる。そんななか、氷が割れて冷たい水に落ちてしまった容瑕は班婳に救われる。だが、都に戻った後、容瑕は屋敷を訪ねてきた班婳を仮病を使って追い返してしまい...。

班婳に好意を寄せているように見えた沈鈺は、実は石崇海の手下で虎符を捜すために班家に近づいていた。班家に嫁ぐ条件である科挙の試験で、沈鈺は石崇海の根回しにより3位になるが、容瑕はそれを不審に思い...。