
シーズン1、エピソード4: 深夜の”Bar灯台”。ミステリー作家“M”(阿部寛)は、自分のファンだという美女(大島優子)と下心を漂わせつつよもやま話に興じていた。残る客は二人の他に泥酔している青年・泉(青木柚)のみ。店の締め作業が始まっている事に気付いたMと美女はようやく店を後にする。 駅まで歩いてきた二人は、酔って歩けなくなった泉と遭遇。泉は地蔵の前で拾ったと言う赤い前掛けを持っていた。それを見た美女は血相を変え「地蔵は怒らせると怖い」と、前掛けを返しに行くことになる。そこでMは地蔵の前にある白い石を見つけてしまう。 終電を逃しファミレスで時間を潰すことにした三人。そこで泉は、生き別れた父親が”Bar灯台”の料理人・フクオ(宮藤官九郎)であると打ち明ける。 そんな泉を自宅へ送り届け、二人きりになったMと美女。「一緒に行きたいところがあるの」と美女に誘われたどり着いたのは”怪談バー”だった。怪談師の話に聞きいるMと美女、と、怪談師は急にMを指差して「何か悪いものに憑かれている」と指摘。 逃げるように店を出たMと美女。Mはなんとなく美女の後ろをついて歩く。気がつくと、薄暗い路地にたどり着いていた二人。そこでMは美女の行動に不信感を抱き、何者かと問い詰めることになる。だがここで「石の呪い」でふらついてしまうM。美女の誘導で石を地蔵のところに戻しに行き、Mの体調は回復するのだった。 朝の喫茶マーメイド。そこで美女は、自分がMの恋人“F”の一番仲の良い同僚であったことを告白する。ストライキに参加しなかったFを責めてしまったという美女。そのことをFに謝るため桃太郎の劇を観に行ったのだが、Fは美女と目が合うなり彼女に大金を渡して会場から逃げてしまったのだという。Mは美女が自分に近づいてきた事情をようやく理解する。「大金は直接彼女に会って返したい」と美女は言い残し、去って行った。 一人残されたMに、偶然通りがかった灯台のバイト・ミト(鳴海唯)が呼び止める。ミトは、泉の父親がフクオだと言う事を知っていた。さらにカオルがフクオを好きだという。続々と判明するBar灯台の秘密に戸惑うMだった。