大正10年。土佐の侠客の大親分・鬼龍院政五郎の養女となった松恵は、愛妾たちの凄まじいまでの女の業と生きざまに触れて少女から女へと成長する。やがて、政五郎が強奪した娘・つるが出産した花子が盲愛を受けるようになると、鬼龍院の女たちの間には波風が立ち始める。そんな中、松恵は女学校に入学した。歳月は過ぎ、政五郎は高校教師の田辺を娘の花子の婿として一家を継がせようと考え始める。だが、獄中の田辺と面会を重ねていた松恵は、いつしか田辺に心を寄せるようになっていた・・・。
鬼龍院花子の生涯
仲代逹矢
岩下志麻
夏目雅子
佳那晃子
高杉かほり
中村晃子
新藤恵美
丹波哲郎
夏木マリ
室田日出男
内田良平