アメリカの静かな田舎町に、突如出現した不気味な黒塗りの大型自動車。その車は、サイクリング中の男女を襲い、ヒッチハイカーを轢き殺し、無差別殺戮を続けていく。事件を追ううちに、その殺人車が無人のまま超自然的な力で操縦されていることを知った保安官ウェイド（ジェームズ・ブローリン）。やがて、悪魔の車は彼の幼い娘たちに魔手を伸ばし、恋人ローレン（キャスリーン・ロイド）の命をも奪ってしまう。悲しみを胸に復讐を誓ったウェイドは、ついに殺人車との最終決戦に臨む！70年代を代表するオカルト・サスペンスの異色作。神出鬼没に獲物を狙う悪魔の化身“ザ・カー”。この未知なる怪物マシンに立ち向かう保安官の死闘をダイナミックに描き出す。