
<戦争で拾った命、女にくれてやる!> 昭和22年。復員兵・重佐(真田広之)は共にビルマ戦線から生還した鬼庄(佐藤浩市)と再会する。瀬戸内海一帯を荒らし回る海賊となっていた鬼庄の仲間に加わった重佐は、ある日大阪の嫁ぎ先へ向かう途中の娘・洋子(安田成美)を誘拐する。ところが嫁ぎ先がヤクザに捜索を依頼したことから、壮絶な戦いが開始される。 全編の4分の3が海上シーンという、我が国では珍しい海賊アクション映画。西村望原作のセミ・ドキュメント・ノベル「犬死にせしものの墓碑名」の映画化で、脚本は「(金)(ビ)の金魂巻」の西岡琢也と井筒和幸の共同執筆。『ガキ帝国』の井筒監督が瀬戸内海で長期ロケを敢行。今井美樹の映画初主演も話題。