今回のガリバーはセメント製造大手「住友大阪セメント」。セメントの製造・販売に加え、石灰石の採掘・販売、コンクリート構造物の補修材料の製造・販売、さらに光電子事業、半導体や化粧品に使われる新素材事業も手掛けているガリバー企業です。セメントは道路やトンネル、オフィスビルなどコンクリート構造物の材料として現代社会の暮らしを支えています。そんなセメント製造には意外な事実が。これまで最終処分場に送られていたさまざまな廃棄物を受け入れ、原料や熱エネルギー源として利用しているのです。また、セメントを製造する過程で熱エネルギー源の燃焼とは別に、石灰石の化学反応により二酸化炭素が排出されてしまい、その処理にセメント各社は頭を悩ませてきました。その課題を解決し、カーボンニュートラルに挑戦！セメント業界初の人工石灰石の開発に挑んでいます。知られざる、セメント業界の進化に迫ります。（C）テレビ東京