今回のガリバーは、墜落制止用器具のトップクラスメーカー・藤井電工。 藤井電工がてがけるのは、高所での作業時に、万が一の墜落から作業員の身の安全を守る『墜落制止用器具』です。 送電鉄塔用、柱上作業用、建設作業用など用途に応じて多岐にわたります。 墜落制止用器具の生産では、可能な限り社内生産をすすめ、品質を向上させています。部品の内製率は8割を超えているそうです。 また、手作業も欠かせません。文字通り命綱であるロープをフックに接続する作業。もし、接続が外れてしまえば命に関わります。そのため「さつま編み」と呼ばれる特殊な編み込みが使われています。この作業は機械化することができないといいます。 安全を追求する藤井電工は、険しい山の中での鉄塔建設に資材や人員を搬送するためのモノレール「Mtライナー」を開発しました。作業員の安全という理念は製品の垣根を越えて生かされています。 (C)テレビ東京
