メキシコのモーテルでナディ・ラモスを殺害したのは、10年前の誘拐事件の被害者リンジー・ヴォーンだった。当時からサイコパスの一面を見せていた彼女は、証人保護プログラムに入って足を洗った父親に代わり殺し屋の道を歩んでいた。BAUはダイアナの安否を確認するが、リードの部屋はもぬけの殻で、ダイアナはリンジーに誘拐されたと推測する。やがて、リンジーがリードのアパートの同じ階に部屋を借りていたことが分かる。
ロッシはリードのいる刑務所を訪れるが、受刑者が麻薬を持ち込んだという理由で、刑務所が突然封鎖されてしまう。一方、刑務所内で唯一の友人をフレイジャーに殺されたリードは、刑務所内で厳しい日々を送っていた。そんな中、マンハッタンでは、16歳のケイティが拉致され血液を抜かれるという事件が発生。同様の事件は以前にもあったが被害者は薬物依存症の家出人で、健康的な高校生が襲われたのは初めてで…。
リードと面会したJJ。刑務所での日常を忘れるため最新の事件について知りたがるリードをふびんに思いながら、JJは事件について語り始める。事件は、指や手足の骨を砕いて大量出血死させるという手口で、犯人には「ボーン・クラッシャー」というニックネームがついていた。被害者はいずれも20代の知的な女性たちで、体内からはアルコールとMDMAが検出されており、一見外見が魅力的なサイコパスの仕業のようだったが…。
拘置所の定員オーバーで刑務所に移送されたリードは、保護拘置のはずが一般棟に入れられてしまう。勝手の分からないリードは早速いじめを受けるが、元FBI捜査官の受刑者ショーに救われる。一方ガルシアは、リードとの面会の予定を張り切って立てていたが、通りすがりに高濃度の硝酸を浴びせられ、死傷者が相次ぐという事件が発生する。目撃者の証言から、犯人が旧約聖書の一節をラテン語で叫んでいたことが分かり…。
リードとの面会から戻ったガルシアから、リードが刑務所で暴力を受けていると聞いたアルヴェスはこの事態をなんとかすべく動き出す。そんな中、バージニア州の小さな町で2つの連続殺人事件が発生。手口も被害者の特徴もまったく異なり、一見何の接点も無い2つの事件だったが、どちらの事件も被害者が心臓への一撃で死んでいることが分かる。BAUは署名的行動の一致から、2つの事件が同一犯によるものと考え始め…。