ある素敵な日

幼いころ両親を亡くし、オーストラリアの養父の元で育ったゴン。義妹ヒョジュの手術費を稼ぐために詐欺を繰り返していたが、ある日、マフィアの金に手を出して捕まり、絶体絶命の危機に。そんな時、韓国で生き別れた妹ハヌルが見つかったという知らせが入る。[OMD]

ゴンはハヌルに会うために韓国へと発つ。その頃、ハヌルはバイト先である水族館のチーフ、ドンハにダイバーの仕事をやらせてほしいと願い出る。ゴンはハヌルの演奏会を訪れるが、ピアノを弾いていたハヌルは演奏の途中で会場を飛び出してしまう。

家出したハヌルは、ゴンと一緒に夜中の水族館を訪れる。ゴンはハヌルが実の兄を捜すつもりだと知るが、自分が兄であることは告げずにハヌルを一晩家に泊める。翌日、手術をキャンセルしたヒョジュがゴンの元にやってくる。

テウォンに乱暴されかけたところをゴンに救われ、彼こそが実の兄だと知ったハヌル。そんなハヌルにソンチャンは、ゴンが事業家だとウソをつく。ゴンはハヌルと一緒に暮らすことにするが、ゴンとハヌルに血のつながりがないことを知ったヒョジュは怒って反対する。

ハヌルを新居に連れていったゴン。そこへヒョジュがやってきて一緒に住むと言い張り、３人は一つ屋根の下で暮らし始める。２人の楽しげな様子に内心気が気でないヒョジュは、ゴンにハヌルを家に帰すように言うが、実は自分の手術費のためにゴンはハヌルに近づいたのだとソンチャンに告げられる。

ヒョジュはゴンたちの計画を知ってショックを隠せない。一方、事情を聞いたハヌルは手術費の工面を提案するが、ゴンは関係ないと言い放ち、彼女を傷つけてしまう。そんなある日、ゴンはハヌルのために誕生パーティーを準備する。