妖人省発足後、同じ屋根の下、なんともぎこちない 人間・半妖・妖人の共同生活が始まっていた。バテレン文化や、実は妖人嫌いの軍人“総角 景”が自分の生活に入ってきたことで苛立つ西王母桃（ざくろ）。ところがそんな折、「西洋風の宿泊施設 “ホテル” の建設を脅かしている妖人を調査して欲しい」という依頼が入る。早速、西王母桃たち7人は建設中のホテルに向かうことになるのだが--。(C)星野リリィ／幻冬舎コミックス・ざくろ製作委員会

とある村の村長から「最近、村の女､子供ばかりが行方不明になる“神隠し”のような事件が続いている」という相談を持ちかけられる。それを聞いた西王母桃は突如顔色を変え、いつにも増して真剣な表情で「依頼を受けたい」と櫛松（くしまつ）に懇願する。景は西王母桃のただならぬ様子に疑問を抱くが、その理由にまつわる半妖誕生の秘密を櫛松に聞かされる。複雑な思いを抱えつつ、二人は共に問題の村へ行くことに。(C)星野リリィ／幻冬舎コミックス・ざくろ製作委員会

政府の人間が集まる夜会や舞踏会で、妖人の仕業と思われる軍人を狙った事件が頻発していた。なんでも、女の誘いに乗ってついていくと突然巨大な人食い蜘蛛に変身して人を襲うというのだ。花楯 鷹敏（はなだて たかとし）中尉の依頼により、その夜開催される陸軍上層部の夜会を警備をすることになった妖人省の面々。一般の招待客に紛れ込んで警備をするため、西王母桃たちも洋装をして夜会に出かけることに――。(C)星野リリィ／幻冬舎コミックス・ざくろ製作委員会