かつて地球をサタンの爪から守った正義のヒーロー・月光仮面もすっかりおじいさんになり、スクーターの形をした宇宙人・スクコと月でのんびり暮らしていた。しかし、ある日、宿敵サタンの爪の孫が、地球征服のため出稼ぎロケットに乗り、地球に向かったという情報が入る。それを追ってスクコが2代目月光仮面を探すため地球へやってくる。

サタンの爪、その手下のゴースト、ドクロ仮面たちはみな下町に馴染んで働いていた。しかし裏では着々と地球征服計画を練っていたのだ。その計画とは、宿題に悩む小学生に目をつけ、宿題自動販売機を作って大もうけをし、自分で宿題をやらない子を増やそうというものだった。月光仮面はそんなドクロ仮面を“鼻毛抜き銃”でやっつける。

八百屋の八百松が、預かっていた消防団のお金が、ある日盗まれてしまう。婦警のモモコさんは捜査を開始し、八百松の店先にたくさん落ちている焼き鳥の串に気づく。ただちに焼鳥屋のサタンの爪が逮捕されるが、実はお金を盗んだのはゴーストだった。ゴーストはお金を貯めて、地球を宇宙の遊園地にし、UFOに乗ってやってくる宇宙人を相手に大儲けしようとたくらんでいたのだ。

ナオトたちは学校帰りに、ヘンテコリンな“おもちゃ神社”を見つける。いらなくなったおもちゃをそこで供養しないと祟られるというのだ。ナオトとヨコズナは、神社のさい銭箱をのぞき、そのまま箱の中にまっさかさまに落ちてしまう。

サタンの爪が“ヤキトリの霊”に連れ去られた。それを聞いた月光仮面は、サタンの爪を助けだそうとするが罠にはめられ、逆にサタンの爪をいじめていると勘違いした金ちゃんたちに追いかけられてしまう。正義の味方、月光仮面はこのまま悪者にされてしまうのか!?

サタンの爪は新しい家を探そうと、ナオトのお父さんの不動産屋を訪れた。すると今は貸家になっているカマボコ工場を紹介される。悪者サタンの爪を「地球には我々宇宙人を利用するような悪いやつがいる…」と反省させるほど、ひとクセあるカマボコ社長が登場。