見た目も性格もバラバラな訳あり3人がキッチンカーでスパイスカレーを移動販売しながら各地を巡るグルメロードドラマ。
エピソード1
カルダモン香るネギと鶏キーマカレー/千葉県茂原市
北野祐樹 (本田響矢) はNo.1キャバ嬢・杉本奈月 (吉田凜音) のドライバーとして働いている。ある日、無断欠勤をしている奈月のことで店長と衝突してしまう。そんな中、奈月から店を辞めて、店長から借りている送迎用のキッチンカーでこの町を出ようと提案を受ける。偶然通りかかったカレーチェーン店に立ち寄ると、衝撃的なスパイスの香りが!? そんな時、調理場から“おまえなんかクビだ”の声と共に店を飛び出していく一人の青年、この店で調理を担当している森田晃 (奥野壮) だ。こっそりキッチンカーに乗り込んだ晃に気付いた祐樹と奈月。スパイスの香りに衝撃を受けた奈月がカレーを作ってほしいと頼むと…。
エピソード2
落花生の中華風ポークカレー/千葉県旭市
森田晃 (奥野壮) の料理人としての能力に可能性を感じた杉本奈月 (吉田凜音) は、キッチンカーでカレーの移動販売をしようと提案。しかし、全く乗り気でない北野祐樹 (本田響矢) と晃。奈月は、なけなしの貯金を使って強引に祐樹と晃を巻き込むことに。奈月は必要物品を用意し、祐樹は保健所の許可申請、晃は食材調達へと渋々動く。立ち寄ったスーパーで、この地の名産である落花生を手に入れた晃は、この食材を使ったスパイスカレーを売り出すことに。何とか開店準備を整え、いざ営業開始! と思いきや客どころか通行人すらいない状況。その時、祐樹が絶好の販売場所を思いつく。
エピソード3
ベトナム風ココナッツカレー なまずのフリットのせ/埼玉県吉川市
ナツキ食堂に初めての依頼が舞い込んでくる。定期的にプロの料理人を招いて食事会を開催しているという老人ホームから、美味しいスパイスカレーを振る舞ってほしいと依頼。スパイスの味が入居者に合うか不安だからと試食を求められる森田晃 (奥野壮) だが、自分の作るカレーの味を信用されていないと憤りキッチンカーを飛び出してしまう…。そんな晃を追い、北野祐樹 (本田響矢) と杉本奈月 (吉田凜音) は必死に探し回るが見つからず。その頃、晃はなぜかこの地の名産であるなまずの養殖場にいて…。
エピソード4
手羽元スパイス梅干しカレー/埼玉県越生町
キッチンカーの営業が安定せず資金が減り続け、日雇い労働で稼ぐことにした北野祐樹 (本田響矢)、森田晃 (奥野壮)、杉本奈月 (吉田凜音) の3人。そんな中、SNSに一通のDMが届く。大手に取引先を取られてしまったという精肉店から肉の購入依頼だ。良い食材を安く仕入れたい3人には好都合で、さらに、訪ねたこの地が梅で有名であることを知る。晃のインスピレーションは冴え、梅干しと手羽元を使ったスパイスカレーを作ることに。しかし、梅まつり会場で営業許可を得るも場所が悪く客足は全くない…。そのとき、祐樹は意外な行動にでる!?
エピソード5
金目鯛の出汁カレー/静岡県伊東市
仕事が軌道に乗ってきたナツキ食堂。3人の元に好条件の依頼が舞い込んでくる。早速、依頼主の家を訪ねると立派な門構えの豪邸。その表札を見た森田晃 (奥野壮) は驚き、途端にキッチンカーを飛び出してしまう。残された北野祐樹 (本田響矢) と杉本奈月 (吉田凜音) が依頼主である七五三木花 (遊井亮子) に会うと、2人は晃の驚きの過去を知ることに。謎に包まれていた晃の素性を聞いた祐樹は晃を探し、ある提案をすることに…。
エピソード6
清涼感満載! いかとレモンカレー/静岡県伊東市
ナツキ食堂に、映画の撮影で使う小道具用のカレーを作ってほしいと依頼が舞い込んでくる。森田晃 (奥野壮) は自分が作るカレーは小道具ではないと断るも、依頼主である監督の織田志門 (竹中直人) が、お互いプロ同士の真剣勝負ということで見栄えは気にしない、作り直しもしないと提案。これを条件に仕事を引き受けることにした晃。織田のリクエストは映画の主人公の“思い出の味”。悩む晃に北野祐樹 (本田響矢) は自分にとっての思い出の味をぶつければいいとアドバイスをする。そこで晃は自分の幼少期を思い出し、いかの一夜干しから着想を得てカレーを作ることに…。