ただ愛する仲

建築模型士のムンスは12年前のショッピングモールの崩壊事故で妹を失い、その悲しみから母は酒に明け暮れ父は家を出てしまっていた。一方、その事故の生存者であるガンドゥは、工事現場で働きその日暮らしをしていた。そんなある日、階段を上がるムンスの前にガンドゥが現れ…。

ムンスは路地裏で倒れているガンドゥを発見する。ムンスは放っておけず父が営む店に連れていき応急処置をする。そんなある日、ムンスは担当する案件がかつて事故が起きたSモールがあった現場であることを知る。一方、その現場で働くことになったガンドゥは現場にあった慰霊碑を壊し・・・。

ムンスの働く建築事務所の代表ジュウォンの気遣いで、この案件から外れてもいいと言われたムンスだったが、最善を尽くすと意気込む。そしてその日の夜、横断歩道でオートバイとぶつかりそうになったムンスをガンドゥが助ける。ムンスは、ガンドゥが以前自分が助けた男性だと気づき…。

ジュウォンはガンドゥに、慰霊碑を壊したことをもみ消す代わりに現場での状況を報告するよう持ち掛ける。12年前の出来事を繰り返したくないと話すジュウォンに、ガンドゥは要求を飲む。そんなある日、ムンスが1人で現場確認をしていることを知ったガンドゥはムンスを捜すが・・・。

チョンユ建設の理事ユテクの言葉に気分を害したムンスは、食事会の途中で外に出てしまう。そんなムンスの様子を察してジュウォンも抜け出し、ムンスを家まで送る。そして、慰霊碑を壊したのはガンドゥだと知ったムンスは、ガンドゥに当時事故現場にいたのかと問い詰めるが…。

ガンドゥは慰霊碑の再建をジュウォンに提案し、パートナーとしてムンスを指名する。一方、ムンスは会議中に口を出したことでユジンに怒られてしまう。そして、落ち込んでいるところへガンドゥが現われ、ガンドゥの下宿先の屋上でお酒を飲むことになる。2人は徐々に距離を縮め・・・。