ど根性ガエル

30歳になっても仕事もせず、ぶらぶらしているひろし (松山ケンイチ)。今やすっかりダメ男になってしまったひろしは、ピョン吉とケンカばかりするようになっていた。そんな中、ひろしは初恋の人･京子ちゃん (前田敦子) と再会。ひろしは京子ちゃんとの再会を喜ぶが、別人のように冷たくつれない態度で…。

「ど根性で京子ちゃんと結婚する!」とみんなの前で宣言したが、結局何も変わらずダラダラと毎日を過ごすひろし。母ちゃんとピョン吉が説教しても、「ど根性は、いざという時に出す」と屁理屈をこねて耳を貸さない。母ちゃんとケンカになったひろしは、家を出ていくと言ってしまう。しかし、ひろしには金がな かった。ひろしは五郎に金を借りようとするが、相手にされない。ついにゴリライモのパンの移動販売車を奪って旅に出るが…。

ゴリラパン工場で働き始めたひろし (松山ケンイチ) は仕事が上手くいかずクサリ気味。さらに深夜の工場に忍び込み警察に連行されてしまう。ピョン吉 (満島ひかり) は仕事を手伝うと言うが、ひろしは助けてもらって仕事をするわけにはいかないと断る。一方ゴリライモは必死に働いて自分を育ててくれた両親への感謝に目覚め、まじめな人間が幸福になれる社会を作りたいと語る。ひろしは、自分が何のために働くのか分からなくなり…。

夏の花火大会が近付き、ひろし (松山ケンイチ) は京子ちゃん (前田敦子) と一緒に花火を見ようと気分揚々。ピョン吉 (満島ひかり) もひろしに花火大会へ連れて行ってもらおうと楽しみにしていた。そんな中、ひろしは、サングラスをひったくりに奪われる。意気消沈なひろし。実はひろしのサングラスにはある秘密があった…。そんな中、中学時代、ゴリライモ (新井浩文) の子分だったモグラ (柄本時生) と再会するのだが…。

ゴリラパンが創立記念日を迎え、ゴリライモ (新井浩文) は、社員の誰かを一日社長にするという毎年の恒例行事を行う。ひろし (松山ケンイチ) が、まさかの一日社長になる。その頃、五郎 (勝地涼) が、ピョン吉のTシャツを着ていた。具合が悪いのを隠そうとするピョン吉だったが、五郎はピョン吉の異変に気付く。一方、ひろしは、5000個のゴリラパンの急発注を受け、張り切るが…。

不発弾が発見され処理されることに。皆の家が避難区域に指定されたため、ひろし (松山ケンイチ) の家に大集合。そんな中、ピョン吉が不発弾を見たいと言い出して…。一方、ひろしはゴリライモ (新井浩文) から、立候補を表明する選挙公示日に応援演説をしてくれと頼まれる。ゴリライモに「本当の俺を語ってほしい」と言われて引き受けたものの、何を語ればいいのか分からず悩むひろし。そして当日、ひろしに異変が起こる…。