“大学にさえ行けば彼女が出来る”。そう考えていたギオクは大学入学早々、現実に直面する。ギオクの専攻は女子生徒が滅多に入学することのない工学部だったのだ。そんな“交際歴なし”の記録を更新せざるを得ない現実を受け入れ始めていたギオクに、ある日大チャンスが!校内の男子生徒の憧れの的であるミナと同じ授業、しかも同じグループで勉強することになったのだ。ギオクは突然、理想の女性が現れ慌てるが・・・
授業でミナと一緒のグループになったギオクは妄想が止まらない。ミナの“愛してるわ”との言葉にギオクはただひたすらニヤニヤしてしまうのだった。そんな中、ミナが演劇部に所属していることを知ったギオクたちは彼女を追いかけオーディションを受けることになる。悪態ばかりつくキムさんなど、個性豊かな部員たちを前にしてギオクは演技ではなく空飛ぶラジコンの操作を披露し始める。あきれる部員たちであったが、ギオクの特別採用が決まり・・・
満員のバスの中でミナの胸に顔が当たってしまったギオクは、とっさにその場から逃げ出してしまう。ぎくしゃくした関係が続いたギオクとミナであったが、ミナの数学のテスト勉強をギオクが手伝うことになり再び距離が近づく2人。勉強のため静かな場所を求め、なんとギオクはミナが一人暮らしをする家へ行くことに。ドキドキを隠せないギオクであったが、ミナの家ではテレビ電話越しに彼女の厳しい父親が待ち構えていて・・・
テスト前日にワインを飲んで泥酔してしまった2人。彼女が眠る姿にギオクは理性を失いかけてしまう。ところが、朝になってテレビ電話越しに再びミナの父親が登場。ギオクの姿を目にした父親は激怒するのだが、ミナはギオクはゲイだと適当に言い訳をしてその場をしのぐ。ギオクに抱きかかえられ、何とかテストに間に合ったミナ。そんな中、2人が所属する演劇部で配役を決めることになるが・・・
取り立て屋役を予定していた部員が退部して、代役だったギオクに出番が回ってきた。そこに、ホさんとキムさんもアクションを教えるため演劇部に合流。ますます個性的なキャラクターが集まりにぎやかになった演劇部。そんな中、突然回ってきた取り立て屋役の練習に余念がないギオクの元に憧れのミナがやって来て秘密の演技特訓が始まった。ドキドキを隠せないギオクとそんな彼の気持ちに気付かないミナ。そんな雰囲気の中、ギオクが発したひと言とは・・・
ミナとの演劇の練習を終えたギオク。そんな中、ギオクがミナを追いかけて演劇部に入部したという事実が部員にバレてしまう。自分の気持ちを伝えることができずにいるギオクの情けなさを見るに見かねて、部員たちによって合宿が計画された。合宿先にある恋が成就するという大観覧車でミナに自分の正直な気持ちを伝えたギオク。そんなギオクの気持ちに対するミナの答えは彼が予想だにしないものだった。