アフリカ活火山 ～科学者たちの挑戦

第1回はニーラゴンゴ火山を調査する。最後に噴火したのは2002年。ふもとの街ゴマに甚大な被害をもたらしたが、内戦を始めとする混乱が以前からこの地域では後を絶たず、噴火の予知に向けた研究が妨げられてきた。元イギリス海兵隊員のアルド･ケインと共に、クリス･ジャクソンら科学者がニーラゴンゴ山の火口内に降りて調査を行う。一方、ザンド･V･タルケン医師は火山とゴマの住民の衛生問題の関係を探る。

第2回はニアムラギラ火山を取り上げる。数年に1度噴火を起こしている山で、周囲を取り巻く森林地帯は、武装集団の格好の隠れ場となっている。一行はヘリで火口に着陸、襲撃される恐れがあるため短時間での調査を強いられる。また、火山と生きる人々の生活についても探っていく。知られざる健康被害、火山と紛争の関係、森林に住むマウンテンゴリラとコンゴの未来。火山がもたらす恵みと災いに迫る。