インターセプター

子供の頃。ジャンキーの父親が売人を殺すところを目撃したアッシュ。今では税関職員として麻薬関連の犯罪者を取り押さえている。しかし、どれだけ売人や運び屋を逮捕しても麻薬組織の中枢、本当の悪党には近づくことができず、いらついていた。そんな時、捜査に失敗し、相棒トミーが大怪我を負う。不始末で左遷されるかと思っていたところをカートライトにスカウトされ、特捜班に入ることに。

現金が必要なザヴィエ一派は別の一派のシマでもドラッグの売買を始める。そのシマを仕切るフィッツは話し合いの場でいきなり改造銃を取り出し、一般人を撃ってしまう。フィッツを追って殴り殺したアッシュは逮捕され、そのせいで秘密の特捜班UNITが警察の注目を引くことになる。また、銃を向けられたザヴィエは自分たちも武装すべきだと考え、銃の入手を試みる。その電話を傍受したトミーらは、受け渡し場所を押さえたいと言うが…。

組織が10万ポンドをスペインに送金しようとしていることをつかんだUNIT。運び屋を尾行すると、意外にも素人くさい少年、ズービンにその大金を渡す。ハワラという追跡の難しい送金システムを使うと気付き、ズービンの父親の店を監視する。するとその店が強盗に襲われ…。

通話を傍受してはドラッグの受け渡しを警察に回すUNIT。警察はその情報をもとに現場を押さえ、ドラッグを押収。商品が足りなくなってきた組織は、このままではシマを他の勢力に奪われると焦り始める。そこで、20キロ以上も早急に仕入れできるという仲介人、通称“海賊”と取引をすることに。“海賊”を追うため、彼の恋人の通話も傍受しようというアッシュと、一般人の傍受は出来ないというカートライトが対立するが…。

ドラッグ“シャーベット”を摂取した若者がまた死んだ。防犯カメラに映っていた売人の姿から警察は捜査を進める。一方、アッシュらも、UNITが追う組織が南米人のグループと組み始めたこと、また、そのグループを警察も追っていることを知った。スタナードとの確執から警察との協力を拒むカートライトだが、アッシュは純粋に街からドラッグを消したい一心でゲミルにも情報を回す。またバレン通りについて、ようやくカートライトが口を開く。

組織につながるチンピラ、アレックスがヨークシャーから助っ人としてヨーキーを呼んだ。ドラッグを押収され続けて困った組織が、何かデカい事件を起こすらしい。ヨーキーを追うため、彼が到着する駅を張っていた一同。無事に対象者を確認し、いざ尾行開始と思った時、迎えに来た男を見てなぜかアッシュは尾行をやめる。ドッカーの追跡も含め、詳細を話さずに出かけてばかりのアッシュに、ローナは不安と不満をぶちまけるが…。