画家であったカーターは考古学の魅力にとりつかれエジプトの王墓の発掘を手掛けていた。その頃すでに、王家の谷の王墓は盗掘や発掘がされていたが、ツタンカーメンの名が記された遺物がいくつも出土したことから、知られざる墓がまだ残っていると考えエジプトに療養に訪れていたカーナヴォン伯爵の支援を受け、ツタンカーメンの墓の発掘に乗りだす。

王家の谷で発掘されていない王墓を発見したカーター。彼はカーナヴォンの支援のもと、各分野のエキスパートを集め、歴史上最も大掛かりな発掘プロジェクトをスタートさせる。考古庁らの妨害に合いながらも進められる発掘作業。そんな中、カーナヴォンが突然死去してしまう。後ろ盾を亡くしたカーターは数々の苦難に立ち向かいながらも遂にツタンカーメンとの対面を果たす。