ある夜、パリのイギリス大使館ではパーティーが行なわれていた。しかし突然ジェイコブをリーダーとするテロリストたちの襲撃に遭い、フランス国防大臣やイギリスＭＩ６の支局長などを含む100人以上が人質となってしまう。国防大臣の警護担当ヴァンサンは、ＭＩ６のザラと協力しなんとか大臣を脱出させることに成功する。なおも大臣を狙うジェイコブは次なる計画を実行しようとしていた。

武器商人カリムを市場で尾行するヴァンサンとザラ。しかしザラはカリムが受け渡したリュックを見間違い、無関係の市民にケガをさせてしまう。その頃ジェイコブは、フィリップを買収して自分をタリバンに売った軍事会社のパスカルに脅迫メールを送っていた。１億ユーロを支払わないと身近な人間を殺し続けると迫り、手始めにパスカルの隣にいた側近をスナイパーに射殺させる。ＤＧＳＩはスナイパーの車のナンバーを特定するが……。

アフガニスタンでジェイコブの車に爆弾を仕掛け、アミナ・サイードとその子どもを殺害した男セドリック・デュヴァルがジェイコブに拷問され殺される。ヴァンサンとザラはセドリックのハンドラーだった元ＤＧＳＥ（対外治安総局）のベテラン工作員ベアトリス・パカンを隠れ家にかくまう。ジェイコブはＤＧＳＥの全職員にビデオを公開、自分の殺害作戦に関わった者の名前を密告すれば５００万ユーロの報奨金を出すと宣言し……。

オルリー空港の管制塔内で、ジェイコブの手先がコンピューターにUSBメモリーを挿し込み、ジェイコブの新たな作戦が始まる。そんな中、ヴァンサンとザラは大使館襲撃に関わったショーンを追跡していたが路上で銃撃戦になり、ショーンは射殺される。そのショーンの車のトランクからアネットの遺体が見つかった。彼女とスカイダイビングスクールを経営していた夫に話を聞くため、２人はサン＝スビルー近郊の飛行場へ向かう。

ショーンが訪れていたアパートの住人サミ・ベンサイードが、ジェイコブが駐留していたアフガニスタン南部のアルガンダブの出身だと判明。ヴァンサンとザラはサミの部屋に隠しカメラを設置する。そこから、サミと同棲中のエシンが爆弾で殺されたジェイコブのパートナー、アミナ・サイードの娘だと分かる。エシンの勤務先に身分を偽り訪れたヴァンサンらは彼女のパスポートに追跡チップを仕込む。

逮捕されたジェイコブがＤＧＳＩへ移送される。ヴァンサンたちは爆弾の在りかを聞き出そうとジェイコブを尋問するが、２人の取り調べの緩さを嘲笑され何も話してもらえない。一方、テロ対策チームの情報をジェイコブに流した内通者としてリュカが拘束される。そんな中、ジェイコブと交渉できずに戻ったヴァンサンは、大統領がジェイコブをモロッコのＣＩＡ極秘軍事施設に送り拷問死させるつもりだと知り驚く。