Current social and business topics in Japan.
地域の医療を守れるか?
現在全国の約7割の病院が赤字だと言われている。約100年の歴史を持つ、東京世田谷の至誠会第二病院もその1つ。医師が減り、設備投資は遅れ、採算性が低い皮膚科と耳鼻科は閉鎖。命の砦である集中治療室も4年前から機能を停止した。結果患者は減り、経営難に拍車がかかるという悪循環に陥っている。いま大きな転換点を迎えている至誠会第二病院。「当たり前の医療」を取り戻すために、新たな経営陣のもと、改革をスタートさせた。再生を果たすことはできるのか?その現場に密着した。 (C)テレビ東京
後悔しないリフォーム
都内の新築マンション価格は、この10年で約2倍に跳ね上がった。「家が高くて買えない」という切実な声が増える中で、心地よい住まいを求める人たちは、住宅のリノベーションやリフォームに夢を託している。国土交通省も「中古物件+リノベーション、またはリフォーム」という市場を現状の12兆円から20兆円に伸ばす目標を掲げる。一方で、ニーズの高まりに乗じた悪質な業者も存在し、リフォームを巡るトラブルも増加している。コストが見通しにくいリフォーム・リノベーションの“どんぶり勘定”を打ち破り「価格の透明化」は実現できるのか。リフォームが「こんなはずじゃなかった」と後悔する結果にならないための、業界の取り組みを追った。 (C)テレビ東京
沖縄に新市場をつくる!~密着3年 ジャングリア~
「西武園ゆうえんち」をはじめとしたレジャー施設の再生を手がけてきたマーケティング集団「刀」。USJをV字回復させたことで知られる森岡毅さんが率いる会社だ。停滞するニッポン経済、そして地方の復興を目指して、いま各地でテーマパークの開発に力を注いでいる。その本丸と位置付けるのが、7月25日に沖縄県北部に開業する「ジャングリア沖縄」。年間1000万人近い観光客が訪れる沖縄だが、その多くが那覇を中心とした南部に集中し、北部エリアは衰退の一途を辿る。世界からも客を呼べる唯一無二の観光ブランドを作ることで、新たな経済圏を生み出そうというのだ。密着3年の中で見えてきた、地域の期待と不安…。壮大な挑戦と、その知られざる舞台裏を伝える。 (C)テレビ東京
空き家列島ニッポン
何十年ものローンを組んで、ようやく手に入れた“夢のマイホーム”が今、次々と空き家となっている。総務省の調査では、全国の空き家は約900万戸(2023年10月)。日本の総住宅数は約6500万戸だから、全住宅の13.8%が空き家というすごい数だ。市区町村別に見ると、全国で最も空き家が多いのは、東京都世田谷区だという。その数、約5万戸。空き家は地方の問題と思われがちだが、東京でも空き家が増え続けているのだ。しかし、空き家はそのまま放っておくと、税金が数倍に上がったり、劣化して高額な修繕費がかかったり、その近辺の資産価値が下がる可能性もあるなど、様々な危険を孕んでいる。今回は、増え続ける空き家の実態を取材しながら、そこに見え隠れするリスクを考えるとともに、問題に立ち向かう企業や自治体の取り組み、さらには初めて家の終活に直面することになった人々の葛藤や決断を追った。 (C)テレビ東京
“空の安全”40年目の誓い
旺盛なインバウンド需要を取り込み、国際・国内線ともに絶好調好調のJAL。今年もJALにとって「忘れてはならない日」が8月12日を迎える。40年前、乗客乗員520人が犠牲となった、日航ジャンボ機の墜落事故。取材班は今回、知られざる航空機整備の最前線に密着した。最新システムの導入が進む中も、欠かせないのが現場整備士の技術と経験。華やかな航空業界の舞台裏で「空の安全を守る」決意を新たにし、奮闘する整備士たちを追った。 (C)テレビ東京
道の駅サバイバル! ~誰のためのものか~
夏休み真っ只中、旅の途中に、あるいは旅の目的地として「道の駅」を訪ねた人も多いはず。地域振興の目玉としても注目される「道の駅」は、今や全国1200ヶ所以上。地元の特産品販売や観光案内だけでなく、近年では防災拠点としての役割も期待されるなど、その存在感は増すばかり。しかし、盛況なイメージの裏で、およそ3割が赤字経営とも言われている。廃業に追い込まれる施設もあるなど、「格差」が広がりつつある。成功すれば“地方創生の切り札”に、失敗すれば“負の遺産”となる諸刃の剣ともいえる。自治体、事業者、住民、観光客…道の駅は誰のためのものなのか?“日本一”から赤字が続く施設まで、密着取材からその存在意義と可能性を探る。 (C)テレビ東京
Nao Matsushita
Hidekazu Mashima
Kazuhiko Mizutani