何者かに突き落とされ謎の死を遂げた花咲凛子は、小説の中の登場人物であるマクミラン家の娘・レリアナに転生してしまう。レリアナはその小説における脇役で、婚約者ブルックスに毒殺される運命にあった。そこで凛子は、死の運命を覆すべく「第一王位継承者」で絶大な権力を持つ公爵・ノアにある取引を持ちかける。
正式に契約を結ぶため、レリアナは単身でウィンナイト家へ乗り込む。レリアナが取引の材料にしたのは『玉璽』――。新興貴族と旧貴族の対立における切り札である玉璽を、ノアが隠し持っているという情報で揺さぶるのだった。しかし、ノアには通用せず、取引不成立の危機に見舞われるレリアナ。その時、目に留まったのは不自然に置かれたチェス盤で……?
花嫁修業のためウィンナイト家に移り住むことになったレリアナ。偽装のため愛する婚約者として振舞わなければならない二人だが、呼び方ひとつとってもその前途は多難……。偽りの関係に過ぎず完璧にこなす必要はないと頭では分かりつつも、レリアナは次々に押し付けられる花嫁修業をこなしていくのだった。
舞踏会の会場に到着したレリアナとノア。二人の婚約は貴族の間でも大きな注目を集めていた。レリアナはノアの頼みを受けて、彼に貸しをつくるべくエリティール侯爵夫人と二人きりになろうと画策するが、そこに小説に登場する悪女キャラ・ビビアンが現れる。さらに、レリアナを狙う怪しい人物が……?
邸内の混乱に乗じてレリアナが元婚約者のブルックスらに連れ去られた。馬車の中で目を覚ましたレリアナはその場にいた男に解放するよう説得を試みるも、当然のごとく失敗に終わる。しかし、車輪が壊れて馬車が止まった隙をつきなんとか脱出したレリアナ。逃げ込んだ林の中を走ってついに茂みを抜けられると思った瞬間、また何者かの手に捕らえられてしまう。
ノアの馬の上で寝落ちてしまったレリアナは、翌朝、彼の寝室で目覚めた。隣には上半身裸のノア。それに混乱したレリアナは、アダムに助けを求め一緒に逃げることに。残されたノアは、執事長・キデオンに命じて屋敷中の騎士を総動員し二人を探させるが、レリアナは捜索を逃れるためにメイドに変装していた。
梅原裕一郎
Noah Voltaire Wynknight
宮本侑芽
Raeliana McMillan / Rinko Hanasaki
石田彰
Heika Demint
諏訪部順一
Siatrich Newreal Chamos
梅田修一朗
Adam Taylor