経済の現場で奮闘している人たちを通して、様々な経済ニュースの舞台裏に迫るドキュメンタリー番組です。
マイナカード狂騒曲!
2016年1月より順次交付が始まった、マイナンバーカード。マイナンバーを証明する書類としてだけでなく、社会保障や税金、そして災害時の対応といった行政全般に関するデジタル運用、効率化を企図したものだ。今年4月現在、国民の保有率は78%にのぼる(総務省調べ)言わば一大国家プロジェクトだが、一時、個人情報の紐づけ間違いが原因でトラブルが多発するなど、新たなシステムに対応できない一幕も。そのマイナンバーカードが2025年に入り、いよいよ本格運用されるようになる。マイナ保険証、マイナ救急、そしてマイナ免許証…。デジタル時代の新ツールは、私たちの生活、そして経済にどのような恩恵をもたらすのか?混乱なく活用することはできるのか?その対応に最前線で取り組む人々の奮闘を取材する。 (C)テレビ東京
海の幸のパズルを解け!
地球温暖化によって、世界中の生態系が大きく変わりつつある。北極ではこれまでにない現象が発生。それらの影響は、我々の住む日本にも…海温が上昇し、日本各地で取れる魚に“異変”が生じているのだ。それまで見たこともなかったような魚が水揚げされ、加工の仕方もわからず、未利用魚となってしまうことも少なくない。それらの海の幸を必要とする人々がいるのも事実だが、このマッチングは、複雑なパズルを解くように難しい。そんな中この難題に立ち向かうのが、東京・埼玉で産地と消費者を結ぶ体験型の鮮魚店「サカナバッカ」を10店舗運営する「フーディソン」だ。独自の戦略で、未利用魚を有効活用しようと奮闘するフーディソンの挑戦を追った。 (C)テレビ東京
“最後の願い”を叶えたい
「あなたが人生の最後に望むことは?」。環境や健康状態により、多くの高齢者があきらめている秘めた思い。例えば「思い出の場所をもう一度訪ねたい」というのもそのひとつだ。そんな願いを叶えてくれるのが、愛知県豊田市で介護事業を展開する「P-BASE」だ。本人や家族の望む旅行を聞き取り、介護が必要な人でも利用できる施設の選定や旅のプランの作成はもちろん、緊急時に応援を頼める医療機関への連絡など万全の手配をしてくれる。一方、「人生の最後を自宅で迎えたい」というのも、多くの人の願いだ。そんな中、一時入院からの在宅復帰率が、88.9%という病院がある。東京・板橋区にあるその病院の名は「おうちにかえろう。病院」。平均25日の入院中に、自宅で生活できるためのリハビリや手すりの取り付けなど、家の環境整備までを徹底的に支援する。「最後の願い」を叶えるプロ集団の取り組みとその思いに迫る。 (C)テレビ東京
インフラ危機に挑む!
今、社会インフラの維持・管理は、国家的な転換期を迎えている。今年1月28日、埼玉県八潮市で発生した下水道管破損による道路陥没事故では、道路を走行していた運転手の命を奪い、周辺120万人に下水道の使用自粛を求めるなど深刻な被害をもたらした。実は、こうした下水道管破損による道路陥没事故は、全国で年間約2600件も起こっている。下水道管だけでなく道路や橋など、高度経済成長期に集中的に整備されたインフラ全体の老朽化が進む一方、予算や人員は不足し、調査・点検・補修が追い付いていない。半世紀以上にわたって当たり前に経済活動や生活を支えてきた社会インフラに今、危機が迫っている。深刻な人手不足で対応が極めて厳しい状況の中、ニッポンの大問題に新たな技術で立ち向かう人々の挑戦を追う。 (C)テレビ東京
トランプ関税と日本の製造業
アメリカのトランプ大統領が打ち出す保護主義的な関税政策は、自由貿易体制の転換点となるのか?トランプ政権は関税政策でアメリカに製造業を取り戻すと主張している。「トランプ関税」の本気度を測りながら、対応に追われる日本の製造業に密着した。自由貿易体制に基づきアメリカ市場で稼いできた日本の大手メーカーは、「トランプ関税」によって衝撃を受けた。中国やアジアで部品を調達し、アメリカ市場で稼ぐというグローバルなサプライチェーンは、今後も持続可能なのか?これまで主に日本で製造し、アメリカに輸出してきた中堅の自動車部品メーカーは、「トランプ関税」を乗り越えることができるのか?約30年前の日米自動車交渉以来のピンチを、再び技術で克服しようとする取り組みを追った。 (C)テレビ東京
“あなたの一票”
真夏の参議院議員選挙が迫るなか、その前哨戦となったのが東京都議会選挙。「物価高」、「賃上げ」、「コメ騒動」、「裏金問題」など4年前の前回選挙から状況は大きく事情が変わっていた。国政政党と巨大な支持団体との関係が揺らぐ一方、新たな勢力が台頭を目指し、波乱も生まれた首都決戦。しかし、投票したのは有権者の半数以下という現実も…。ガイアは「一票の重み」を噛みしめて未来への一票を投じる人々の決断を追った。 (C)テレビ東京
松下奈緒
眞島秀和
水谷和彦