百目鬼 (どうめき) 由真 (足立梨花) は6歳の娘･亜子 (加藤柚凪) と一緒に夫の実家がある百目鬼村で姑の百目鬼ミキ (萬田久子) と同居を始めた。村の難事を取り仕切る立場の“総領”職を古くから務める百目鬼家。現当主であるミキは常に凛とした立ち振る舞いで、村人の持ち込む様々なもめ事を、愛ある「喝ッ!」でバッサバッサと裁き、村人たちの信頼を集めていた。そんなある日、村で「オレオレ詐欺」ならぬ「おらだおらだ詐欺」が起こる。村に支援を求める被害者の孫･達也 (西垣匠) に対してミキは意外な「喝」を言い放ち……。どこか懐かしい村で起こる身近で切実な難題を、人生経験豊かなグランマが喝破する「痛快人情ドラマ」、いよいよスタート!

百目鬼村で朝ドラの撮影をしたい!? テレビ局員と一緒に村に来た主演の若手俳優･星川翔海 (新原泰佑) は銀幕の大スターの孫で、親の七光りならぬ祖父の七光りで知名度は抜群。村にとっては知名度が上がれば良いこともあれば、弊害もあるだろう。百目鬼の若奥さんである由真 (足立梨花) は翔海をもてなそうと張り切るが、亜子 (加藤柚凪) は村の悪口を言っているのをきいてしまい…。一方、村でハウス栽培を営む坂下義男 (野添義弘) が、妻の悦子 (柴田理恵) がボケた、と百目鬼家を訪ねてくる。よく聞けば、ドラマに出ている若手俳優に夢中で、何も手がつかずにドラマばかり見て惚けているらしい。そんな村でのある日、あぜ道で悦子が出会ったのは、まさに推し俳優の星川翔海だった!! 村に朝ドラが来る!? 70を前にした大人の推し活編!

百目鬼村で獲れた野菜を使う「レストラン夢竹」。オーナーの“夢ちゃん”こと設楽夢二 (金子昇) と“竹ちゃん”こと一ノ宮竹郎 (神尾佑) は、数年前にミキ (萬田久子) を頼ってきた移住組。二人の温かい雰囲気もあいまって、今や村民たちにとって憩いの場となっていた。ところが突如、竹郎が倒れてしまい……。ミキの頼みでレストランを手伝うことになった由真 (足立梨花) と亜子 (加藤柚凪)。そこへベビーカーを押した若い夫婦･迫田好美 (小島藤子) と慎吾 (小野塚勇人) が訪れる。亜子が外へ出ると、彼女らが乗ってきた車には5歳の娘･愛魅 (永尾柚乃) がいた。同年代のお友だちができたと喜ぶ亜子だったが……。訳あり家族の行方は? 夢竹の知られざる物語とは!? 百目鬼村のファミリーストーリー!