息子のビリーをひとりで育てるフレイアは、地元の少女が行方不明になったというニュースを聞いて動揺する。バンの目撃証言が出ると、人目につかない自宅そばの森で見慣れぬバンを見かけたことを思い出し、ビリーの身を案じる思いが強まる。さらわれた少女･アシャは“姉”となるエイミーに世話をされ、ブラックマーシュの奇妙で厳しい生活を教わっていた。そこは“おばさん”たちが仕切っており、彼女たちはキンドレッドとして知られるカルト団体の宗教的指導者、エイドリアン･ボーフォートに献身的に仕えていた。自身の無計画な行動により追放されそうになっているタムシンおばさん。彼らの手がかりを求めているジョー･サード刑事。アシャが逃げ出した時、家のそばの森を少女が走っていくのを見たフレイア。フレイアはアシャをキンドレッドの支配から救い出せるのか？

キンドレッドの子供たちは寄付金を募るため集会で歌を披露するが、アシャがエイドリアンは母親ではないと言い出し騒ぎを起こす。エイミーはアシャをしつけられなかったことでエイドリアンから責められ、ドラッグを盛られて放置される儀式・通称“浄化”を受ければ、ママのお気に入りに戻れると告げられる。 現在ではフレイアが家でビリーにケガをさせてしまう。事故だったにもかかわらず、ビリーの目にできたあざのせいで学校から虐待を疑われてしまう。 そんなフレイアの元にビリーの父親が現れる。息子を奪いに来たに違いないと確信するフレイア。そんな中、エイドリアンが子供たちを遠くから見つめる謎の人物に一本の電話をかける。果たしてビリーは無事なのだろうか？

キンドレッドに包囲網が迫る。エイミーはブラックマーシュを逃げ出し、病院に運ばれた。事件の担当刑事であるジョーはエイミーに、アシャと日記の内容について尋ねる。キンドレッドに対する捜査は加速し、警察がキンドレッドの敷地を取り囲む。しかしエイドリアンとレイサム博士は見つからなかった。誰かが情報を漏らしたのだろうか？フレイアはビリーを学校から連れ帰る途中、あとをつけられていることに気づく。ウェインはフレイアに、娘のマックスが家出したかもしれないと伝える。

若くして結婚したエイダ。彼女は自身の結婚に縛られていると思いつつ、裕福な夫婦の家で洗濯の仕事をしていた。彼女は未来を見通し、時間を超越する力が自分にあると確信していた。インドの伝統と哲学の助けを得て、エイダはエイドリアン･ボーフォートとして生まれ変わる。レイサム博士の研究に魅入られた彼女は、理解しがたい現実について講演を行おうと持ちかける。共に“キンドレッド”を立ち上げた２人は、生の誘惑から遠く離れた、神の意思とつながる場所で子供たちを育て始める。

マックスを妊娠中のエイミーは、裁判のためエイドリアンがフランスから引き渡されたとニュースで知る。ブラックマーシュでの残虐行為のため、ジョーはついにエイドリアンを刑務所へ送ることに成功するが、陪審員の中にキンドレッドのスパイがいると気づく。 現在ではフレイアが「アントンがキャリー・アンダーソンを誘拐したと思っている」とエイドリアンに告げ、それを証明するためキャリーの病室に忍び込む。 一方、ジョーはアシャの真相を突き止めるべく、22年の刑期を終えて釈放されたヘンリクを監視する。その後、フレイアは講演するエイドリアンを目撃する。キンドレッドはよみがえってしまったのだろうか…？