2012年5月21日、日本列島で観測された「金環日食」。沖縄から東北南部まで、華麗な黄金のリングを多くの人が体験した。この世紀の天体ショーは、太陽と月の「大きさ」と「地球からの距離」が絶妙な比例関係にあるために起きる奇跡の現象。メカニズムや日食を利用して太陽の大きさを測定しようとする天文学者たちの挑戦に迫る。[STDY](C)NHK
太陽が一生かけて放出するエネルギーを、わずか数十秒で出す「ガンマ線バースト」。それほどすさまじい爆発現象なのに、神出鬼没で、あっという間に消えてしまうため、研究者たちは、その正体をつかむために半世紀を費やしてきた。2019年1月、東京大学のチームが地上にある望遠鏡で史上最強クラスのガンマ線バーストの観測に成功。ガンマ線バーストの詳しい正体が見えてきた。一体、何ものなのか?最新の研究から迫っていく。[STDY](C)NHK
2020年4月、アメリカ国防総省は海軍の戦闘機が撮影したUFOの映像を公開!高速で移動し不可解な動きを見せるUFO。目撃したパイロットがニュース番組に出演するなど、軍の当事者がUFOとの遭遇を公の場で証言し始めた。さらに国防総省はUFO現象を調査する極秘機関AATIPを立ち上げていた。大規模な情報公開はなぜ始まったのか?UFOの真実とは?アメリカやフランスの研究機関が進める最新UFO調査に迫るNHK
歌手・荻野目洋子さんが宇宙の神秘を求めてメキシコの旅へ。国立人類学博物館では、正確な太陽観測を行い独自の暦を生み出したマヤ文明、太陽神を崇拝し心臓をささげていたアステカ文明に触れる。テオティワカン遺跡や近代天文学発祥の地・チャプルテペック城などの名所を巡りながら、目指すは標高4600mの高地にある最先端の電波望遠鏡だ。陽気なメキシコ人と交流しつつ素敵な歌も披露。特別な旅を通じて天文学の原点に迫る。[STDY](C)NHK
街明かりで星空を失った大都市・東京。しかし、江戸時代の浮世絵の多くには満天の星が描かれている。なかでも葛飾応為の傑作「夜桜美人図」では、星が白や赤、青などに色分けされている。星の表面温度の違いを色で表したのだ。江戸末期に活躍した歌川広重は、隅田川の水面に反射する星の光も見逃さなかった。江戸の夜には暗闇を照らす星明かりが欠かせなかった。東京の明かりが消えたらどんな光景が広がるのか? 東京・星物語。[STDY](C)NHK
小笠原諸島・西之島。知られざる地球史をひもとくために火山と生物の専門家が調査に挑んだ! 噴火が激しいときには、無人ヘリで溶岩を採取し、地球に大陸を生み出すカギとなる“安山岩”を入手。噴火が一時休止した際には上陸調査を敢行し、新しく生まれた大地に生き物がどのように進出するのか、その最前線を目撃した。地球史の名場面を目の当たりにできる西之島での5年にわたる調査。かけがえのない地球の奇跡に迫る。[STDY](C)NHK